2014年: 読んだ本 ベスト5

2014年で読了した本は、110冊前後でした。
MediaMakerの記録をベースに見てみると、近年稀にみる読了数です。理由は、単純にあまり熱心に働いていなかったので時間があったからですね。
読み続けるとどんどん読むスピードって早くなってくるようで、読了までのペースが上がりました。

あとはKindle Paper Whiteのおかげです。
軽いのでどこにでも持っていけますし、混んだ電車内などでも読めるのでこれがかなり貢献してくれたと思います。重量の関係で1冊しか持って歩かないと、持って出たは良いものの何となくその日の気分に合わず、結局開くことなく終わったというのがありますが、Kindleだといろんな本が入っていますから気分にあわせて本を読むことができるというのも便利です。

まぁ、読書は量じゃないと思っていますが、量が質に転化するということもよくありますから。

前置きが長くなりましたが、それでは2014年に読んだ本から、自分にとってのベスト5を挙げていきます。2014年に出版された本とは限りませんので、その点ご注意ください。
また、この5冊はジャンルが違うので、どれが1位とか、4位とかに順位をつけることができませでした。

「Yコンビネーター」ランダル・ストロス著 日経BP社

ポール・グレアム率いる起業家養成スクール「Yコンビネータ」のノンフィクション。
DropboxやAirbnbといった今話題のWebサービスの会社もここから生まれました。

スタートアップというのは、素晴らしいアイデアがあるから起業するのではなく、起業しようと決めてからアイデアを探してもOK、アイデアはいくつも考えて捨てたり育てたりするものなのか…、必要なのはやり遂げる意志、仲間、それからスピード、集中力…、そういうことがよくわかります。
本書も当然ながら、そのスピード感が楽しい。

残念なのは、シリコンバレーの話なので、ITの業界とその事例にまつわる話が多く、そのあたりがITにあまり興味のない人には読みづらく感じるかもという点です。ノンフィクションなので、人と企業の名前がやたら出てくるので一息に読まないとちょっと混乱することもあるかも。

とは言え、誰が読んでも起業の本質がつかめる秀逸な本です。ITとは縁が薄い何人かのコーチングのクライアントさんに進めましたが、みなさんこの本から色んなことをつかんだようで、得ることが多かったです・・という感想をいただきました。

私自身はこの本をある雑誌から知り、まずは図書館で借りて読んで、あまりに面白くて良い本だと思ったのでKindleで購入しました。文章主体の本ですので、Kindleでも満足して読むことができる本です。

「ゼロ秒思考」赤羽雄二著 プレジデント社

生産性を上げるツールというのは色々と世間にありますが、それを効果的に使い続けるにはいくつかの条件があるような気がします。

・やり方、その考え方がシンプルであること。
・道具やツールがいらないもの。すぐに始められるもの
・続けるにあたってお金がかからないもの
・仕事にだけでなく、プライベートにも活用できるもの

Getting Things Done然り、マインドマップ然り、そしてこの「ゼロ秒思考」もこれに当てはまります。
ペン1本、紙一枚あれば、あなたの毎日はもっとスッキリしたものになり、集中してあれこれ取り組めるようになります。しかも、10秒で。
この本を読み終えていらい、毎日実践していますが、やればやるほど効果がわかります。まずは10枚書いてみて、そうしたら、この効果がわかってきます。10枚書いても、かかる時間は2分以下です。

これまたコーチングで紹介して、その即効性から、クライアントのみなさんに絶賛された本です。

「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ」橘玲著 幻冬舎

この本について述べたいことは、全てこちらの記事「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ」に書いてしまいましたので、ご興味ある方はぜひ記事をお読みください。あなたの人生を変える1冊になるかもしれません。特にサラリーマンの方にはインパクトが大きい本です。

「美味礼讃」 海老沢 泰久著 文藝春秋

2014年は、これまで無縁だったお料理と取り組むことになりまして、あれこれ料理の本を読んでみました。
実用的な本から、モチベーションを上げる本までたくさんの本を読み、食べ物の本が自分はかなり好きなのだ!ということを初めて自覚しました。
良い本にたくさん巡り会いましたが、中でももっとも印象に残っているのがこの「美味礼讃」。
面白さに途中で止められず、一晩で読んでしまいました。

辻静雄氏をモデルに、正統なフランス料理のシェフを日本で育て上げるまでの数々の苦労とその熱意が描かれています。登場人物がみんな個性的で、魅力的。
そのうえ料理についての様々な食材の名前を聞いているだけで非常に贅沢な気分になってくる本でした。
取り上げられるメニューがとにかく美味しそう、読んでいるだけでうっとりしちゃって、そしてなんだか、腹が立つ…、だってどう頑張ってもそこには私の食べられないものばかり…、何度も本を壁に投げつけたくなるほどでした。

何度も読み返したいので、Kindle版を待っているのですが…、どこかで文庫が売っているのを見かけたら買っちゃうと思います。

「濹東綺譚」永井荷風著 青空文庫

Kindleの魅力を語るのに、忘れてはいけないのは青空文庫の存在です。
著作権切れの本をボランティアの方たちが入力してくださることによって、古い文学作品を無料で読むことができます。古い文学作品は、図書館でも読むことができますが、得てして文字が小さい…、もしくはあまりに古い本で、持ち歩くには重かったり、物によってはページが抜けてしまいそうだったりと現実的ではないことが多いです。

ということで積極的に青空文庫を読んでいます。2014年も夏目漱石の「こころ」や「それから」、その他にも有島武郎とか織田作之助など読みましたが、中でもよかったのがこの「濹東綺譚」。

どんどん文章が沁みこむように心に入ってきて、読んでいて本当に楽しかった作品です。1つの文章を読む度に、小さな明かりがぽっぽと灯されていくような感じ。
舞台設定が東京の下町という自分が生まれ育った場所に近いのがまた馴染みやすかったというのもあると思いますが、著者のもつ人を見える目の優しさは、場所の設定が異なっていても惹かれるものがあるはずです。これをきっかけに永井荷風の作品は引き続きあれこれ読んでいます。そういえば祖父も永井荷風が好きで、全集持っていたのを記憶しています。明治生まれの祖父と永井荷風の話をしてみたかったなぁと残念に思っています。

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2014年の本の購入金額合計は15万前後で、以前に比べると相当にコストが下がっています。本の収納の問題から意識的に図書館とKindleを使うようになりました。

1. まずは図書館で取り寄せて読む。
2. 何度も読む本である…と考えたら購入。
3. 購入の際には、Kindleでも良いかそれとも書籍で購入すべきかを検討してから買う

という流れにしています。
とは言え、もちろんこの流れに乗らない本もまだまだたくさんありまして、例えば河出書房の日本文学全集のように、装丁が好きで、図書館の期限では読めないものは即買いです。特にこの本はシリーズものなので、買いに走りやすいというのもありました。雑誌も定期購読なので、これに当てはまっていません。
もちろん、その場の勢いで買っちゃう本もまだかなりあります。

とはいえ、ハウツー本や日本人の買うビジネス系の本はまず買わなくなりました。大体、図書館で取り寄せて一度読めば充分というものが多いからです。当然予約が集中するのでブームのときに読めないというのはあるのですが、ブーム後に冷静になって読んでみるのもなかなか良いようです。中身が本質的なものであれば、時間が経っても読んで気づきはたくさんあるわけですし、そうでなければそもそも慌てて読む必要もないわけですから。
図書館は忙しい時は全然使えなかったのですが、近年かなり意識して可処分時間を増やしましたので、だいぶ活用できるようになりました。

2013年以前のBest5はこちらです:
2013年:読んだ本 ベスト5
2010年:読んだ本 ベスト5
2009年:読んだ本 ベスト5
2008年:読んだ本 フィクション ベスト10 及び ノンフィクション ベスト5

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