広告コピーってこう書くんだ!読本

「広告コピーってこう書くんだ!読本」は、Amazonをうろうろしていたら、レビューがかなり高いので気になって購入した本である。
全体に大きめのフォントで書かれており、余白も十分取ってあって、手に取ったときは、「これで1800円は高いのでは・・・・」と不満顔であったが、読み終わってみると、「うむ、1800円はなかなかうまい金額設定である」と微妙な顔に変わった。

著者の谷山雅計氏は、新潮文庫の「Yonda?」や日本テレビの「日テレ営業中」などを担当したコピーライター、クリエイティブディレクター。

この本では、自分のアタマを「発想体質」「コピー体質」に変えていくための31のヒントが記されている。

読んでみると、「そうかその手があったのか!」「そうか、そう考えれば良いのか」とハッとすることが多くて、コピーを書く・・・という目的だけでなく、ビジネスの企画にも通じることがたくさん発見できた。

特に印象的だったのは、よくやってしまいがちなウソのコピーを書いてはいけないということ。これには、ガツンときた。
結構ありがちだし、何となくリズムが良くて、それを通してしまうことが今までにもあったような記憶がある。

 たとえば、世界中のどこでも使えるクレジットカードを表現しようとして、人間が「世界に通用するおまえを見習いたい」とか言っているようなコピー。
 ちょっと聞くと、コピーとして成立しているようにも感じられますが、冷静に考えれば、「カードを見習いたい」と思っている人など世の中にいるはずがない。
 要は、コピーを書いたときに「本当にこう思っている人はいるのだろうか」と、しっかり考えることができるかどうか、です。
 このウソをきちんと自分で見抜けないと、人を動かせないコピーをバンバン書いてしまうことになります。気をつけてください。

それから、もう一つ私にとっての大きな気づきだったのは、「広告の受け手もまた発信者である」ということ、

 コピーを読んだ人は、それを別の人に伝えてくれる人、バトンをわたしてくれる人でもあります。伝言ゲームのように、どんどん言葉やアイデアが伝えられていく。
 だから、広告を見た人の見たときのきもちだけじゃなくて、それを人に伝えるときの気持ちも想像できるようにならなければいけません。

大きくショックを受けたものもあった。
それは、新潮文庫「Yonda?」のプレゼン企画書。

こんなにシンプルで説得力のある企画書。今まで見たことないし、作ったことない。
これを知っただけで、この本に1800円出して良かったとしみじみ思った。
(店頭でこの本を見かけたら、ぜひこの企画書のPower Pointだけでも立ち読みして欲しい)

最後まで気づきのたくさんある本だった。

ある意見を言ったときに、それを聞いた受け手の反応は大きく3つに分かれると、ぼくは考えています。それは、「そりゃそうだ」と「そういえばそうだね」と「そんなのわかんない」。この3つの反応の違いに、「常識とコピーと芸術」の違いがあると思うのです

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