レンピッカ展

レンピッカ展@Bunkamura

Tamara de Lempickaのまとまった作品が見られる貴重な展覧会。
この人のビビットな色は、印刷物では表現が難しいのか、実物を目にするとこんなに鮮やかなのか!と本当にハッとする。
吸い込まれるという言葉がぴったり。

そして一つ一つの絵のくっきりとした線が、強烈な印象を与えずにはいられない。
好き/嫌いを越えて、記憶にその作品が刻み付けられてしまう強さがある。

都内のあちこちにポスターが貼ってあったので、見かけた人も多いはず。でもその強すぎる印象がきっと、苦手な人も多いと思う(私もそうだった)。
・・・が、実際に目の当たりで作品を見るとこれがすごく魅力的なのだ。好みじゃないはずの絵なのにすごく惹かれる・・・というのはなかなか貴重な体験だと思う。

「緑のヴェール」「赤いチュニカ」「青いスカーフ」「サン・モリッツ」
大胆な構図ととにかく色の残像が目に残るぐらいきれい。

「タデウシュ・ド・レンピッキの肖像」「大公ガブリエル殿下の肖像」
女性をモデルにした絵が多いのだけれど、この人の描く男性もとても素敵。。タデウシュ・ド・レンピッキは彼女の別れた夫で暗いトーンで描かれているが男性らしさがあふれている。二人は美男/美女の組み合わせだったらしい。

「マルジョリー・フェリーの肖像」「シュジー・ソリドールの肖像」
いわゆるレンピッカらしい作品の中で私の好きな二点。女性というものの美しさ、強さが非常に丁寧に描かれている

「アトリエの扉」「田舎のアトリエ」
アメリカに渡った後の二点。レンピッカらしくない作品ではあるけれど、私はこの二つの絵の差し込む光にとても心惹かれた。その柔らかい光と静けさは神秘的なものすら感じられる。


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    2009.03.14

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コメント

  1. 『美しき挑発 レンピッカ展』

    東京は渋谷に行く機会がありまして、ラッキーなことに『レンピッカ展』を鑑賞することができました。
    そんなに好きなタイプの絵ではなかったのですが、これは実物見るとホントすごい、見たことのない絵画を見ることが出来た気がします。
    会場に入っていきなりの「本を読む赤毛の女」に驚きました!顔に凹凸があって浮かび上がっているように見えたから。この画家の作品は、くっきりした陰影なのか、素晴らしい技量なのか、平面の絵画がものすごい造形力を持っていて素晴らしいと思いました。
    描かれている女性の顔は、サイボーグ的で髪の…

  2. yoshikooさんの展覧会評を拝見して何だか感激!な気分でございます~。おっしゃるようにホント実物見ないとわからない素晴らしさですよね。TBもさせていただきました。私のブログも引き続きよろしくお願いいたします!

  3. sakuraさん、コメント/トラックバックありがとうございました。
    sakuraさんにたっぷり刺激されて、なんだかArt心(?)がふつふつとわいてきました。今年は暇をみつけて色々と観ていきたいです。

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