仕事はどれも同じ 「今やっている仕事」を「やりたい仕事」にする方法

以前にも書いたが、ビジネス書はできるだけ、翻訳物を読むようにしている。日本人の書いたものだと視点が同じであまり大きな発見がないから、というのと、翻訳というコストを掛けてまで読む人がいるだろうというスクリーニングが出版元から行われている時点で、その本は結構まともな本じゃないかと思うからだ。

もう一つ気にかけていることが、それはできればアメリカ人が書いた本じゃないものを選ぶということだ。アメリカの情報は今の時代わりと手軽に入手できるし、現在の私の主要顧客は、アメリカ企業だから、できれば違う文化から出てきたものが読みたい…というのがその理由である。

さて、この本は、帯によれば「ドイツで『仕事に不満を持つ人たち(=ほとんどすべての人)のバイブルとなったベストセラー」だそうだ。

出版社が阪急コミュニケーションズというのも魅力でつい購入。

副題は
「今やっている仕事」を「やりたい仕事」にする方法

まぁ、何となく中身が想像はつく感じがする。

全体は1編と2編に分かれており、1編は今の職場について考え、2編はどうやって、やりたい仕事にするかを考える実践編。
私は1編だけで十分。読んでみたら、あー、もう私、転職とか全然結構です…という気分に速攻なりました。
(2編ももちろん悪くないのですが、まぁそういうのはコーチングでもよくやりますねという感じだったので、個人的には、もうそういうのはお腹いっぱいです…という感じ)

これはすごいこと。働き始めて20数年常に転職を意識して社会人人生を過ごしてきた私の中で、こんなことを感じたのはこれが初めて。そのぐらいインパクトありました。そっかーだから、みんな転職しないのね…。

まぁ、私現在フリーランスなので、サラリーマンの皆様とはだいぶ境遇が違うのですが、でも、この1編を読んだら、結構な数の読者の方が今の職場に満足されると思います。

効果絶大。
アメリカみたいに、やたらと転職・独立を煽らないところがまたこの本の良い所だ。
辞めたら絶対後悔するだろうなぁ、でも辞めなくて後悔しないのもどうかなぁと終日頭を悩ましている人にぜひお薦めしたい。

私は本の目次をブログに掲載することは基本しないのですが、(面倒だから)この本はあとでリファレンスしたくなると思うので、第一編だけ以下に記載しておきます。

第一編
心はもう退職モード。その後フラストレーションがたまりすぎて、とうとう退職願いを提出

1章 職場を替えても同じこと、上司が代わっても同じこと

1. 宝くじにあたったら?
2. 「非失業者」は全員がフラストレーションを抱いている
3. あなたもこっそり求人広告を読んでいる?
4. 自分の仕事が好きなのは犯罪者だけ
5. 新しい仕事は新しい生活に似ている…代りばえもせず退屈なばかり

2章 あなたは自分の期待にそぐわない仕事をしている

1. あなたを幸せにするのは何?
2. お金…私の家、私のボート、私の収入
3. ステータス…わが部局、わが秘書、わが名刺
4. 世の中をよくしたい
5. 自分の仕事大好き人間は、フラストレーションを先延ばししてしまう
6. クリスマスのガチョウ料理と私たちの仕事との関係
7. 自分の期待を危機管理しよう

3章 いつも付きまとう邪魔な諸要素

1. 雇い主と注文主
2. 鏡よ鏡、私を高く評価してくれる人はこの国に一人もいないのね!
3. どういうふうに考えようと自由だが、現実は……
4. 仕事と生活のバランス
5. おはよー(+あくび)!毎日が似たり寄ったり
6. 世の中は不公正だらけ

4章 イライラの原因はこうした連中だ

1. 周囲に誰もいなければ仕事は素敵になる
2. 上司を嫌うのは週に何日?
3. 愛すべき同僚たち
4. お客様は王様…そして私たちは家臣

5章 退職は永遠に続くシナリオの途中の小休止にすぎない

1. 上司が代わっても何一つ変わらない
2. 内心の願望と「心理的な労働契約」
3. 逃走と、それを焚きつける人たち
4. 理性と感情
5. 求人広告と旅行パンフレットがそっくりなわけ
6. 自営業、自由業
7. 転社・転職が威力を発揮するとき

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