宇都木式スキンケア事典 ー化粧品をやめると、肌はよみがえるー

コーチングのブログのはずなのに、常にアクセスランキング上位にいるのが、「肌断食」と「化粧品の断捨離」の記事です。
検索エンジンから最も検索されているキーワードでもあります。
そんなこのシリーズ(?)も、今回が最終回です。

最終回は、肌断食の元祖である宇津木龍一先生(日本で最初のアンチエイジング専門施設・北里研究所病院美容医学センターを創設し、センター長でもあるそうです)の著書「宇都木式スキンケア事典 ー化粧品をやめると、肌はよみがえる」のブックレビューです。

夏に肌断食の本に出会い、その本のなかで宇津木先生のお名前を知り、こちらの先生がこの方式の元祖なのね…わかり、早速図書館に予約しました。
夏も秋も終わり、ようやく回ってきたのが、冬ということで、その人気が伺えます。

宇津木式スキンケアの具体的方法

1. 化粧水、美容液、乳液、クリームなどの基礎化粧品はいっさいつけません。

2. 朝晩ともに顔は「ぬるま水(ぬるま湯よりも低い温度の34度以下の水)」だけで洗います。

3. クレンジングはいつ、いかなる場合も使いません。

4. ファンデーションはつけません。どうしてもつけたいなら、パウダータイプにします。でも、それもできるだけ早くやめてください。

5. 特別の日にはリキッドやクリームのファンデーションをつけてもかまいません。でも、それを落とすのにクレンジングは使わず、純石けん泡洗顔します。

6. 肌の感想が気になるときのみ、ごく少量のワセリンを押しづけします。

7.アイメークや口紅などのポイントメークはしてもかまいません。

こちらの本を読む前から、上記については概ね行っていました。

1つ知らなかったのは、ワセリンはたっぷりつけちゃいけないということ。
私の場合は、肌断食をしても乾燥して困るというのは、今のところなく、顔にワセリンを塗ることはないのですが、主婦湿疹がひどいのでこちらにはワセリンを使用中、結構ベッタリと使っていました。

宇津木式のスキンケアの元になる考えは、肌に残留物を残さない…ということになるようです。
その考えから、自然成分のものとして、馬油、椿油などもありますが、天然の物でも油を使うことで、肌の角質細胞が「垢」として落ちにくくになるので、止めましょうということです。この本を読むまで、馬油は使っていたのですが、今のものが無くなったら、終了しようかと思います。と言っても、今は髪に少しつけるのと、鼻の中の掃除ぐらいですね。

残留物を残さない一方で、洗い過ぎへの注意があるため、そもそも洗って落ちにくいものをつけるのがNGということで、ファンデーション類もクレンジングを使わずに落とせる粉を薦めるということになるようです。
多少の洗い残しがあっても、基本的には垢と一緒に落ち、そのほうがクレンジングで皮膚のバリアを壊すよりずっといいとのことです。
この本を読むと、なるほどね…とすんなりそのあたりの理屈が頭に入ります。

この方式を試す際に、結構最後まで止めるのが抵抗があるのが、日焼け止めだと思います。
これについては、私はミネラルファンデーションに日焼け止め成分が入っているようなので、他には日焼け止めが入っているものをつけないようにしています。
たくさん重ねても日焼け止めの効果はなく、むしろSPF値の高いものは肌に負担がかかるとのことでした。

逆にあまりに紫外線を避けると骨粗しょう症になりやすいということ。
うーん、これ困ります。
私、20代後半に歯医者さんでとるレントゲンで、ほとんど歯が映らなかったことがあります。
「このままだと間違いなく骨粗しょう症です…」と言われて、、以前から恐れているのです。
出産経験のある女性は、子どもに養分を持っていかれて骨粗しょう症になりやすいという話も聞いたことがあり、20歳で子どもを産んだから、その時たまたまそうだったのかもしれませんが、今度は閉経後にまた骨粗しょう症になりやすいそうなので、尚更あんまりがっちり紫外線を避けないようにしようと思いました。

あと勉強になったのは、顔や身体の産毛を剃るときは、シェーバーよりもカミソリのほうがよくて、さらにシェービングクリームとか石鹸とかはつけないほうがいいそうです。剃った後も、剃る前もとにかく何もつけないのが一番肌の負担が軽いようです。

第二章で宇津木式を実行するとどのような肌の悩みが解決するかが述べられています。

第二章:化粧品をやめると、肌の12の悩みが解決する

・肌が乾燥しなくなる

・肌がふっくらする

・炎症がなくなって、白くなる

・色ムラがなくなり、肌色が均一になる

・毛穴の開きが解消して、なめらか肌に

・小皺が目立たくなる

・クマが薄くなる

・水洗顔に切り替えると、ニキビが減る

私が半年試して出た結果については、先日
「肌断食 その後の経過」という記事で書いたので、重複は避けますが、その中で触れていないものについて、いくつか補足しておきます。

「肌がふっくらする」「色ムラがなくなり、肌色が均一になる」は、現時点ではあんまり実感はないです。
「クマが薄くなる」は、もともと体質的に、ほとんどクマができないタイプなので、これは私にはわかりません。
「ニキビが減る」は、もともとニキビ体質ではないので、よくわかりませんが、時々表れる吹き出物みたいなものは確かに出難くなりました。

最後のQ&Aがわかりやすくて、なかなか面白いです。

最終的には、ポイントメークはOKだが、ファンデーションも止めて、さらにはシャンプー、ボディソープ類も全部止め、すべてをぬるま湯で洗うのみとなるとさらに全身のトラブルがなくなるようです。

まぁ、ちょっとここまでは到達できそうにありませんが、そのうちプライベートで1人で海外に一週間滞在とかあったら、ぜひ試してみたいです。

興味ある方は、ぜひご一読を。
肌断食の本を併せて読むのがオススメです。「肌断食、スキンケア、やめました」を読むと、どんな感じで、どのあたりでトラブルが出て、どのあたりから、効果が出てくるのかがよくわかります。

以下、私が試した「肌断食」と「化粧品の断捨離」についての記事です。よかったら、こちらもどうぞ。

肌断食 スキンケア、やめました

断捨離 お化粧編1 そもそものお化粧品との付き合い方

断捨離 お化粧編2 まずは使いきってみる

断捨離 お化粧編3 プチプラコスメ

肌断食 その後の経過 

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