リモートワークでの最強おやつ

相変わらず、必要最低限にしか人に逢わず、外に出ずという暮らしが2月の終わりから続いている。
人によってはストレスかもしれないが、私にはこの暮らしが一番体調的に安定するみたい。
体調が良ければ、仕事も滞らず、家も乱雑にもならず、夫とのコミュニケーションも円滑だ。

もともと作業的な仕事というのがあまり多くないタイプの仕事なのだが、以前にも増して、集中力の必要な仕事が増えている気がする。

一人で仕事をしていると、まったく休憩を取らなくなってしまうので、ポモドーロテクニックを使って意図的に休憩を入れるように気をつけている。

私は炭水化物をかなり多くタイプだから、太らないように間食の癖をつけないようにしているのだけれど、そうなるとおやつ休憩みたいなのがあるほうが休憩を習慣化しやすい。
私は子供の頃から、甘いものはあまり食べないタイプ。
特にごちゃごちゃしたパフェとかパンケーキとかは、私にとっては罰ゲームに値するもの。
ゴテゴテしていないケーキなんかは好きだけれど。

そんな味覚だから、休憩時のおやつは、お煎餅とかスナック菓子とか塩気のあるものが多かった。

…が、ここにきて集中力と思考力の必要な仕事が極端に増えて、そうなってくると、脳の栄養はやっぱり糖分。お砂糖は「脳のごはん」とも聞いたことがある。

ということで、甘いものをおやつに食べるようになった。
ヨーグルトにドライフルーツを入れたり、もともとどういうわけかキャラメル味にはやたらに弱いので、キャラメルをつまんだり、そうかと思えばチョコレートを食べたりしていたが、ここにきて私のリモートワークにおける最強のおやつが決定した。

それは「羊羹」だ。

子供の頃、よく実家の冷蔵庫に入っていたが、あのベトベトする感じが苦手で、親が切って出してくれるまで、まず自分で出すことはなかったし、そもそも猛烈に甘いので、どちらかと言えば苦手なお菓子だったから、自分から食べることはないお菓子だった。

しばらく前に、娘夫婦から虎屋の羊羹をもらって、こんなに食べきれるかなぁ‥と思っていたが、これがもう賞味期限がすごく長い。
なんと1年もある。

そして、この羊羹に今年の新茶(これまた戴き物‥)に合わせたら、もうメチャクチャに美味しいのだ。
濃厚な甘さに脳が喜んでいるのがわかる。

しかも、材料が小豆、砂糖、寒天だから、そもそものカロリーが洋菓子やスナック菓子に比較してダントツに低い。

そして、1.5cmぐらいの幅で切ったぐらいで私などは大満足で、お腹いっぱい感がある。腹持ちもとてもいい。

忘れていたが、しばしば山に遊びに行っていたときは、こちらの羊羹も必需品だった。

このときは、体力の疲れにはあまり効かないせいか、それほど満足感が高かった記憶はない。
単純に小さく分けられていて、糖分があって、日持ちして、歩きながら食べられるというのと、山を歩いているとしょっちゅうお腹が空いて、ものすごい勢いで買っていったコンビニのおにぎりを食べてしまうし、おやつもしょっちゅう食べるので、太りそうなおやつを持って行きにくかったというのもある。
山に行って、痩せたことなど一度もないのだ、私の場合。

話を戻すと、脳が喜び、賞味期限が長く、少量で腹持ちが良いというの羊羹というおやつは、コストパフォーマンス抜群。
さらにもう一つ嬉しいのは、冷蔵から出して切って、お皿に盛って、ついでに日本茶も丁寧に入れるので、完全に仕事から離れて休憩下手な私も休憩できるというので、しばらく羊羹のおやつは不動の位置づけになりそうだ。
洗い物もわりといい気分転換になる。(普段、夫任せだからね。)

ちなみに虎屋の羊羹は、コスパ的には結構微妙なお値段ですから、そう何度も登場しないと思う。本当に美味しいけどねぇ。

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