2021年の本読みについて

【積読本の山】

主催している読書会「サードプレイス」では、2021年の第一回目の開催時に積読本についてみんなで話す会を行う予定。

次回の読書会:サードプレイス#10「皆さんの積読本」

そんなこともあって、年末に改めて自身の抱えている積読本の山を眺めた。
いやもう、あるわあるわ、数えるのが嫌になるぐらいある。

本を読むのが大好き。本を買うのはもっと好き。というダメダメな人の本棚である…。

2020年に読んだ本についての概況で書いたが、昨年の読了数は284冊。

2020年:読んだ本 ベスト5

例年200冊を超えることはないので、2020年は冊数としてはかなり読んだことになるけれど、自身の読了リストを眺めれば重厚な本というのはほとんど読めていないというのが一目瞭然。

上記の記事を書いた際に、これまで毎年書いてきた歴代の年末本のまとめ記事のリンクをすべて修正し直した(よくわからないけれど、Amazonアフィリエイトの仕様が変わったようで書影が表示されなくなってしまっていたため)

修正しながら、古い記事を読むと、2013年なんていうのは、読了数は100冊ぐらいだが、その分かなり時間のかかる濃い本が読めている。

2013年:読んだ本 ベスト5

2008年もフィクションについては、かなり良いものが読めている。

2008年:読んだ本 フィクション ベスト10 及び ノンフィクション ベスト5

中身の薄い本を10冊読んでも、自分の中に残るものは濃い本1冊にも及ばない。
実際、読んだのか読んでいないのか憶えていられず、同じ本を買ってしまったりするのも薄い本だ。

自分の中に残る、残したいと思うような本を読もう!…と、こんなことは、毎年のように考えていて、2017年には下記の記事にある通り、本を1冊も買わないという志を立てたりもしている。

本との付き合いを考える1年

これは結局、この年の5月に仕事関連の本を買う必要性が出てしまい、そこから、総崩れになってしまった。

以下に挫折の話は少し書いておいた。

2017年:読んだ本 ベスト5

【積読本が生まれるわけ】

積読本が生まれるわけはいくつかる。

積読本は基本的に内容が濃くて分量が多いものが多く、読むのに気力と体力がいる。
時間ができたら‥と思っているうちに、その本から「今すぐ」読む必要が時間の経過とともに薄れていくというのがある。

これ以外に大きいのが、途中で横やりが入ってしまい、読書が途切れてしまい、また最初からやり直して読むことに心理的抵抗が大きいことだ。

横やりは具体的には、その時の話題の本がどうしても読みたくなってしまい、買ってそちらを読んでしまうことや、図書館から予約の本が回ってきてしまうことだ。
特に後者は、貸し出し期限内に読まなくてはならないので、当然その間は他の本を読むことを中断せざるえない。

この他に体調が悪いときとか、疲れているときに、軽い小説やら漫画をやたら読んでしまうというのもある。
こちらはこちらでシリーズ化していたり、複数巻あったりするので、なかなか連鎖が断ち切れない。(単に自制心が極端に弱いというのもある)
そもそもこの手の読み方をしてしまうのは、Kindleがほとんどのため、いくらでも買えてしまうし、紙の書籍よりも電子媒体は圧倒的に眼が疲れる。(このあたりは、個人差あるのかな?)
体調が悪いのだから、本など読まずに休めば良いのに…とわかっているのだけれど。

で、これまた重たい本を読むのに必要な気力・体力・時間を奪ってしまうのである。

【積読本解消策】

1. できるだけ本を買わない

当たり前のことだけれど、

読む本 < 買う本+積読本

こういう式になっていたら、いつまでたっても積読本は減らないので、まず本を買わない‥というのが基本中の基本。

2. 書評のスクラップを止める

週末の全国紙の書評を読むのが好きで、そのためだけに週末に新聞を買っている。そもそもこの習慣自体をやめようかと思ったが、ネットのようにフィルタリングされている情報ばかり読むのは、どうかと思うこともあり、これ自体は続けることにした。

但し、今までやっていた気になる本のスクラップは止めることにする。図書館の予約は主にこのスクラップから発生してしまっているから。

3. 図書館の使い方を再考する

年末に地元の図書館を、時間をかけて一巡したところ、こちらにも当然だけれど、読みたい本は山のようにあった。
ようは予約しなくても、本屋変わりに使えばいいのだ。図書館の本を読むことが問題なのではなくて、予約した本が回ってきて、読んでいる本が中断されるのが問題なのだから、予約利用をやめればいいはず。

とはいえ、長年この予約システムを使ってきたので、これは断ち切れるか、かなり不安。
小説や軽い実用本(料理の本など)に関しては、予約システムは継続して使おうと思っている。この手の本は1日で読み終えるので読書中断にそれほと問題がないのと、読むのが早いため自宅に溜まりやすいから。

4. SNSの使い方を制限する

これは主にTwitterの話。
気になる著者とか本屋さん、出版社などの本の関係者をフォローしていることで、これまた読みたい本が増えてしまう‥というのがあるのだけれど、SNSを使うのを昨年末から週末に絞り込んだので、それだけでも少しずつ効果が出ている。

これがあまり効かないようなら、読書関連のフォロー先をTwitterのリストにまとめて随時読む形に移行していく予定。

情報収集のツールとしては、もう一つRSSでのフォローがあって、こちらにALL RVIEWS とかHONZとか書評系のサイトを登録しており、こちらに読書欲がそそられることも多い。さらにRSSでは、ニュース系サイト、東洋経済オンラインとか、現代ビジネス、プレジデントオンラインなんかも登録されていて、こちらから記事で紹介される本も結構刺激される。

とはいえRSSについては、なぜかどれも新聞書評よりはそう刺激が強くないので様子見でもいいかもしれない。

5.Kindleの時間を制限する

時間を奪うもの一つとしてあるKindle。こちらはまず一番大切なのは寝室に持っていかないことだろう。
朝目が覚めてすぐにKindleを読むと、ディスプレイの明かりで目がぱっちり覚めるというメリットがあるのだが、同じ理由でKindleで読み始めると寝付きが悪くなるというのがある。

これを断つのは私にとっては結構な精神力を必要とするのだけれど、夫にも寝室に携帯電話持ち込むな‥と話しているので、頑張るしかないかな。
(書いていて思ったけれど、リビングと寝室のある2階にKindleを置かなければいいのかも‥、さすがにわざわざ1階まで取りに行ってまた戻すのは面倒くさい)

逗子に暮らすようになって、移動するのは主に仕事や所要で東京ということになり、だいたいどこに行くにも30分以上の時間がかかるので、紙の書籍を持って歩くようになり、移動時のKindleは減ってきている。Kindleはそもそも私にとってはスキマ時間に使うもので、スマホ好きな人のスマホに近い存在。

日常的にKindleを使うのは、夫と出かける機会があるときに夫に待たされたときように持って歩くのと、あとは入浴時。
この2つぐらいはアリかな‥。そもそもこれを止めるならKindle処分でいいでしょう‥ということになる。

再読本も増やしたい

積ん読本も解消したいのだが、もう一方で今まで読んだ本をじっくり再読したいというのもある。
そもそも本棚に本を残してあるのは、仕事その他で参照用に使うこともあるけれど、それ以上に読み返したいからだ。
今まで再読本については、読了数に入れない関係で記録を取っていなかったのだけれど、2021年はつまみ読みではなく、頭から最後まで読み返してみた本は簡単な記録を取ることにした。

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