「稼げる講師」セミナー:終了報告

「稼げる講師」セミナーが無事終了しましたので、ご報告です。
2日間のこのセミナーで、私は初日の「営業・プロモーション編 〜あなたはもっと稼げます〜」を担当しました。

【当日の流れ】

稼げる講師になるために取り組むべきことは何か?
法人営業について学ぶ (ヒアリング・提案書作りを中心に)
法人向けマーケティングについて学ぶ (ユーザー事例作り他)
個人向け集客について学ぶ (Webコンテンツ、SNS活用、ITツールの活用)
本日学んだことを具体的にどう活かしていくか、アクションプランを作る

【講座の目的と特徴】

以下は、当日のテキストから抜粋したもの。

『ゴールは“学び”ではなく、“実践できる”こと』
・この講座は講師として成功するために必要な、研修内容の企画力、インストラクショナル・デザイン力、営業力、マーティング力の4つのエリアを2日間という短期間で集中的に学ぶ講座です。
・座学の講義だけでなく、実際に手を動かし、ディスカッションを行い、質疑応答を行うことで、その後のビジネスに役立てることができるよう、企画書を作成し、行動を起こすためのアクションシートを記入し、それらを成果物として持ち帰ることができます。
・講座受講後、ご希望者には、個別にビジネスプランを一緒に検討する90分間のワンショット・コーチングを無償でご提供します。 (通常料金¥20,000)

【講師もやるの?】

若い頃はIT系のインストラクターをやっていた時期があります。1990年前半でMacがこんなに普及する前のMacのインストラクターだったので、お仕事の件数は本当に少ないのですが、インストラクターも少ないので当時の派遣社員としては破格の時給でした。
教えるといっても、PCの操作法で長くでも3時間ぐらいですね。マン・ツー・マンに近いような感じでした。

その後にベンチャーなどでもう少しエンジニアよりにデータベースやネットワークなどをたまに教えることや、認定インストラクターの育成に関わったりもしましたが、基本的には講師サイドではなくて、トレーニングビジネスでいかに儲けるかを考える側の人間でした。

ここ数年、お客様からのお声がけでマーケティングについてのお話をしたりとか、新人社員に読書について話してほしいとか、お客様からの依頼でぼちぼち受けることはあるのですが、長くても半日ぐらいですし、お客様の受講前提知識がある程度わかっているものばかりでした。

【なんで講師やらないの?】

自分のチームにインストラクターを抱えていることが多かったこともあり、とにかく常に勉強していなくてはならないのがキツイな‥と見ていて思いました。
特にITの先端だとどんどん技術が変わっていくし、受講生のほうが詳しいケースもあったりして、本当に大変。喋る内容の20倍ぐらい知っていないと受講生も納得してくれないし、うまく説明できない。
それと1つのことを深掘りというのが基本的にあまり得意ではありませんので、その点でもあまり適性がないような気がします。

一番の理由は、私は自分が相手と関わって相手がどう変わっていくかというのを見るのが好きだということです。
研修は教えて教室出たら。その後の受講生の活躍とか見られないので、どうにもそのあたりがそそらない。レベル感がバラバラな人に同じテキストと講義で行くのが、うーん‥と、なってしまい、もうちょっと個別に色々としてげられれば〜…と、なってしまいます。
人数が多いので、その分場の盛り上がりとかエネルギーの状態が高まってくるのは、研修ならではだと思いますので、たまにやる分にはそれはそれで面白いです。

コーチングとか、顧問というのはその点、関わった相手や企業をずっと見ていけるところが好きなのです。あと、その都度オーダーメイドで相手と関われるのも気に入っています。

【今回はなぜやったの?】

これについてそもそもものきっかけは、セミナー告知のところで書いたので、そちらに譲ります。

公開セミナーを開催します(2019年2月)

その後どうなったか知りたい!というのと、本当に受講後できるようにと以下のような仕掛けを作ってみました。

行動につなげるための3つの仕掛け
<1. 受講後のコーチングセッション>

今回は受講生のご希望者の方には1ショットコーチングをつけることにしました(もちろん、無償で)。
これで、いったいあれは本当にお役に立てたのだろうか?という私のもやもやは解決するだろうと。

ワンショット・コーチング(単発コーチング)

<2.アクションシートの記入>

それから初日は、アクションシートというものを随時書いてもらいました。これは左側に学んだこと、印象に残ったことを書いて、その右側に、
Why? なぜそれが印象に残ったのか、
How? そのことを次の日からどのように使うか?というのをじゃんじゃん書いてもらうというものです。

<3.講座企画書の作成>

さらに2日目を担当された玉川先生と話していて、実際に講座企画書を書いてもらうとことまでやろう!ということで盛り上がりました。
講座中に企画書まで書ければ、一番頭を悩ませる部分は終了です。その場でうーん‥となってしまえば、講師にアドバイスを求めることができるので、作りやすくもあります。一番面倒な部分が終われば、実際に行動する率はぐっと高まります。

…というように、教室を出た後もやり遂げることができるであろう3つの仕組みを作盛り込みました。
後で考えると4回ぐらいは、隔週でメールでコーチングなんていうのをつけてもよかったかなぁと思います。(次回検討)

【実施してみて】

今回は法人向けの講師の方も、個人向け講師の方も、また今はどちらかしかやっていないけれど、今後はもう一方もやってみたいという方に、営業とプロモーションの実践方法と気をつけるポイントをお伝えしました。

範囲がかなり広いので、特にITツールやクラウドWebで学べるものの参考URLや参考図書などは別途シートにまとめて配布しました。
特にITに関してはかなりWebで参考になる学習ツールがGoogleやFacebookなどを中心に無償でたくさん出ていますので、帰宅されてからゆっくり学ぶことが可能です。
この手のものが用意してあると、講座の時間が余ってしまったときにこちらを使ってさらに教えることもできるので、講師にとっても非常に有り難いのです。

思いの外、SNS活用の部分が食いつきが良かったな‥という印象です。皆さん、漠然と活用したいと思いつつ、Twitter, Facebook, Instagramのそれぞれの強いエリア、弱いエリアなどが今ひとつ区別がついていないことが多かったようです。
またSNSアカウント活用とSNS広告も活用法に違いがありますので、このあたりも非常に喜ばれました。

結果としては、営業よりも、パーソナルブランディングよりの話がかなり活発でした。また、受講生皆さんで各自のアクションプランをシェアすることで、それぞれのプランに対してこうするともっと良いと思う‥というような相互でアドバイスをしあうというような時間も作ることができ、私自身もなるほど‥と勉強になるご意見が多かったです。

【コンテツの違い】

<特化型コンテンツ>

特殊な研修内容を教えるという講師の方。
例えば、市場に少ない専門家や専門家の資格がなければ教えられないような研修内容というのが世界にはあります。
この手の研修は、お客様の数は少ないですが、その分ライバルも少ない。
各専門分野によって受講生がいくら払うか?という、高低差がかなりあります。

<一般的なコンテンツ>

英語、プレゼンテーション、交渉力、営業力など、この手の研修はあちこちで提供されていて、ライバルが多い一方で、こういったスキルを必要とするお客さまは多いものです。
こちらについては、価格競争も激しく、いわゆる差別化がかなり重要になってきます。

今回は、上記の両方のタイプの講師の方が受講されていたので、教える側としてもかなり柔軟性が必要で、受講生皆さんのコンテンツや市場を聞きながら、ケースごとのプロモーション活用のお話などをさせていただきました。

受講生の前提条件がバラバラな研修を担当するって本当に怖いなぁ‥と思いました。人数が多くないので、対応できましたが、人数が20人超えたらとても無理。
まぁ、どこか切り捨てるって決めることが必要なんでしょうね。このどこに標準を合わせるかという話は、2日目の玉川先生の講座構成のお話でかなりヒントをつかむことができました。

【アンケートから】

[このセミナーで課題の解決の方法や糸口は見つかりましたか?]

お答えは受講生全員の方が「はい」でした。よかったよかった…。
さらなる質問は、

[具体的にどんな方法や糸口が見つかったか教えてください]

というものこれには、以下のようなお答えが…。

「WebサイトやSNS作成の優先順位」
「SNS活用が大切(特に個人向け集客には)」
「zoomでお試し無料を案内する」
「やらないことが明確化できた」
「講座構成の見直し方法」

[このセミナーで学んだことはなんですか?またその学びを明日からどのように実践しますか?]

「個人と法人の営業方法のちがい」
「ヒアリングと事前準備の大切さ」
「SNSの有効活用」
「自分に最適なのは、Facebookページというのがよくわかったので、紹介していただいたオンライン教材で学び、まずはFacebookページを作ります」
「Peatixがすごく使えそうなので、すぐに始めます」
「企画やタイトルを考えるときに、Googleトレンドを使う」

アンケートを拝見する限り、受講生皆様に楽しんでいただけたのは確かなようで何よりでした。

【終わりに】

10時〜17時という時間で、1日講師を勤めるって私にとっては本当に大変でしたが、いろんなお仕事をされている方にお会いできて、大変貴重な機会でしたし、そしてとっても楽しかった。
次回開催も検討していますので、また機会があればこちらのサイトに告知させていただきます。

本講座についての玉川先生のブログ記事は、以下の通りです。

「稼げる講師になるセミナー」初日を実施しました

「稼げる講師になるセミナー」2日間終了

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