逗子日記:二〇二五年五月 小満ー蚕起食桑 (かいこおきてくわをはむ)

6時に目が覚めて、布団でだらだらしながらYoutubeでオガトレを

起きてここ数日続けているモーニングページを1400字ほど書く

庭に皐月と車輪梅が咲き始めた。

今年はつつじが綺麗に咲いたが、これは多分昨年だいぶ余計な枝を切ったからだと思う。
皐月はそれができなくて、なんだかごちゃごちゃに詰まって咲いているけれど、今年の花が終わったら剪定してみよう。
終わってしまった小手毬も早めに剪定しなくては。

車輪梅はこの家に越してきてから名前を知った花。

庭の杏も梅ももうしばらくしたら色づきそう。

昨日に続き朝からAmazon対応でだいぶ面倒な思いをする
最近、Amazonもサービスレベルの低下を感じることが増えた気がする。
(とはいえ、閉店後に一人晩酌しながらPrime Videoの「ソーイング・ビー」を観るのは至福の時間だ)

最近、お店のInstagramのストリーズ用画像を時々canvaで作っている。

基本、ストーリーズは定休日以外毎日アップしているのだが、これが私にとっては微妙にストレス。
ストーリーズの場合は、テキストは短文でほぼ定型でよいのだけれど、SNSのために写真を撮るという習慣がそもそもないので、しょっちゅう気にして下手くそな写真を撮るというのが私にはどうにも苦痛なのだ。
そしてそれを毎朝アップするというのもね…。

義理息子の猪くん(このエリアで予約の取れない店のベスト3に確実に入る店の店主)は、素敵な写真をしょっちゅうスマホで撮っていて、一日に複数回のストーリーズをあげ、しかもそれが効果的に使われているが、こういうのも向き不向きあるのだろう。

私の友人で写真が上手な人たちは、写真を撮るときはものすごく素早くササッとさりげなくシャッターを押して、それでいてとても素敵な写真が撮れている人が多い。
構図がどうとかポーズがとか、ごちゃごちゃ並べ替えたり角度を変えたりしてスマホで写真を撮っている人は対象物はきちんと入っているが、そこに「詩」がない。あるのは「情報」だ。
(私の写真も同じ、そもそも長いこと会議のホワイトボードの写真ばかり撮っていた)
上手な人は良い写真が撮れるタイミングを見つけたらシャッターを切り、そうじゃない人は、これこれを撮ろうと決めて整えてからシャッターを切るのかもしれない。

周辺の飲食店でも日に何度もアップする店は少なくないが、大半は似たような内容のものや一度撮ったものを使いまわしにしている。
忙しいしそうなるよね…と同じ立場としては同意するが、見ていて楽しくはなく、最近はほとんど見なくなった。
もともと私は個人アカウントではストーリーズをほとんど見ないタイプなのだ。
猪くんの場合は、テキストも短くてセンスが良いからお客様も流れてくるものを眺めるだけでも楽しい。

そもそも私は根っからパソコン派なので、スマホで何かをするのがとても苦手…といよりも嫌い。
Instagram投稿ならPCから行えるのだけれど、ストーリーズはスマホじゃないと無理なのもツラい。

とはいえ、うちは店のロケーションが全く商売向きではない住宅街にあり、いつオープンしているかイマイチわからない…と言われることも多いため、基本は「今日もお店やりますよー」とストーリーズをアップしている次第だ。
多分、今アップすることをやめたら、お店がクローズしたと思われてもおかしくない。
そう考えると当面の私の目標はストーリーズを滅多にあげなくても良い店になることかもしれない…。

で、なんかもう少しこのストレスを改善したいと思い、canvaをぼちぼちと触っている。
テンプレートを見ていると、なるほどInstagramでよく見かけるデザインが統一されている投稿というのはこれを使っているのね、とよくわかる。
近所のイベントのチラシと同じテンプレートも見かけた。
無料版でもかなり使える感じで、有料版ならInstagramへの直接投稿もできるようだ。

aiデータをいじることがまだ少しあるので、Adobe Creative Cloudの契約を大学卒業後も残してあるが、当たり前だが飲食店の店主がアドビ製品全部使う・・・・なんてことはなくて、アカデミックプライスも適用されなくなり、サブスクリプション費用も馬鹿にならないので、canvaに切り替えたいところで現在勉強中

お店のメニューや名刺、ショップカードは、Illustratorで作っており、メニューは少し厚手の紙に自宅で印刷をかけている。
全部で四枚(日本酒、本格焼酎+泡盛、ソフトドリンクを含むその他の飲み物、食事の順)なのだが、追加や削除したメニューがあると、その都度該当ページを修正した印刷している。
これが時間も紙代のコストもかかる。
そしてこのところしょっちゅう野菜のメニューが変わってしまう。

野菜のメニューは基本ルールが二つある

1) 地場野菜の旬のものを使う
2) 作り置きをしない

三浦半島の野菜は種類も豊富でしかも美味しい。
何しろ近くで採れたものを農家がそのまま届けて廉売所などで売っているので、新鮮なものが手に入る。
逆にいうとスーパーに行かないと旬のものしか手に入らず、野菜の種類が限られているため、メニューとして何を出すかに迷いが減り決めやすいのだ。そして旬だから安い。

(もちろん時期によって、三浦半島で取れない野菜というのも結構あって、とくに香味野菜は時期を問わず必要なのでこれらはスーパーで購入する時期も多い)

野菜のメニューに関しては、何度か作り置きも試したけれど、煮物類をのぞくと美味しく食べようと思うとその日の朝に作るのが一番!というメニューが多い。
そしてなぜか煮物はうちではあまり注文されないので基本やらない。
作り置きの問題は、味付けすることで水分が出てしまってあまり美味しくなってしまうからじゃないっかと思っている。

で、話を戻すと野菜の部分だけ毎日のようにメニューを変えるのがあまりに面倒なので、野菜だけ普通のコピー用紙に印刷して別メニューにすることにした。
今朝はcanvaで試しに作ってみたが、Illustratorよりもずっと直感的に操作ができてやりやすい。
紙の質を落とす分少し華やかにしたが、テンプレートが豊富なのでそれも簡単だった。
そもそも大学生活ではIllustratorにはかなり手こずらされていたので、余計に使いやすく感じるのかも。

直感的に操作ができるのだが、知っておくともっと便利に使えそうなのでUdemyのCanvaのコースを受講することにした。
お店でいつもお願いしているデザイナーさんとも相談が必要だけれど、このままいけば早々にAdobe Creative Cloudが卒業できるのではないかと…そして、滞っているInstagramの投稿(ストーリーズじゃないほうね)もラクになるのではないかと期待している。

お店も開店から半年が過ぎた。
住宅街の隠れた場所でひっそりとやっているが、フォロワーが少しずつ増え、お客様もリピーターも少しずつ増え、それに伴い売上も少しずつ客単価も少しずつ上っているが、まぁ元がゼロなので「伸びしろしかない(涙)」という、私が美大入学時に感じたことと同じ流れだ。
とても楽しいが、これがもうちょっと売上上がるとさらに楽しいねという今の状況。

お店開店まで書いていたこのブログもすっかりご無沙汰で随分と久しぶり。
前は七十二候に沿って書いていたけれど、さすがに七十二候はもう無理で、せめて二十四節気で書ければいいなぁと思い、小満の今日に書いてみた。

昨年の同時期のものは見当たらなかったが、一昨年2023年のものを読むと逗子に来てから、何度も引っ越しはしているもののあまり変化のない暮らしなんだな…と改めて実感。
フリーランスの仕事から飲食店の店主に代わったけれどベースも付き合う人もあまり変わっていない。都内よりずっと変化が少ない場所なのだろう。

この記事にもあるけれど、昨年までは読み終えた本の読了数をカウントしていたが、今年は早々に挫折。
さて、毎年書いている年末の本の記事は2025年の今年はどうなるだろう

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

コメントをお待ちしております

HTMLタグはご利用いただけません。