カテゴリー: ささやかなこと

逗子日記:二〇二五年一月 款冬華(ふきのはなさく)

23時に寝て2時に目が醒め、温まった布団から抜け出して仕事部屋を片付け、溜まっている事務処理をぽつぽつと片付ける。 ブログにしばらく記事をアップしていないことを思い出し、カレンダーを見上げると今日は「大寒」七十二候は「款冬華(ふきのはなさく)」だ。 「款冬華(ふきのはなさく)」という七十二候に逗子日記を書いた記憶がまるでない。 自身のブログを検索してみると、やはり出てこない。 5年連続の日記を読み […]

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逗子日記:二〇二四年十二月 麋角解(さわしかつのおつる)

風はあるが、空は晴れて気温高め。 夫はここから数日バタバタ移動で忙しい。一方私は、年内は今日が最終営業日。 朝一番で、純米酒を六本発注。年内に届けば元旦から出せるだろう。 日本酒のメニューがもうA4一枚に収まらなくなってきて、そろそろ冷酒と燗酒でページを分けないと難しそうだ。 朝一番でお店ブログに記事をアップ 日記好き。 飲食店のWebなど今どき誰も見ないだろう…、そもそも今どき飲食店はSNSだけ […]

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逗子日記:二〇二四年十二月 熊蟄穴 (くまあなにこもる)

7時。布団から出て1階に降りると温度計は11度を指していた。 ガスファンヒーターのスイッチを入れる。 9時を回って、晴れのお天気なら陽の光で暖房なしでも20度を超えるのがここ最近だ。 今日は7時前には家を出て、オフィスに出社すると言っていた夫はまだ犬との散歩から帰ってきていない、いつものことだ。 散歩仲間とおしゃべりしているうちに楽しくなってしまったのだろう。 娘から近所のカフェに下孫といるよーと […]

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逗子日記:二〇二四年十二月 閉塞成冬 (そらさむくふゆとなる)

5時20分起床。 微妙にお店の仕込みが終わっておらず。 ガス台はおでんと角煮の鍋に占領され、他のエリアは野菜がメインの惣菜の作業場となっている。 とはいえ、おでんも角煮も昨晩までにあれこれ終えているので、そうそう焦らずともなんとかなりそう。 むしろ面倒なのは、季節限定の日本酒が入荷したことで、メニューのレイアウト変更を行わないと、1枚に入りきらなくなってしまったこと。 久しぶりにIllustrat […]

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逗子日記:二〇二四年十一月 朔風払葉 (きたかぜこのはをはらう)

犬のトリミングサロンの方が8時前にくるみ(ミニチュア・シュナウザー・6歳)迎えに来るので、起きるなり着物に着替える。 普段の朝は、パジャマのままで朝食を食べ、仕事をある程度片付けてから、10時ぐらいにようやく着付けをするので、いつもに比べるとかなり早く化粧まで片付けた。 トリミングに送りだして、なかなか行けなかった近所のスーパーにまとめて食材を買い出しに出る。 その間に夫は家の掃除を終えて、都内の […]

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逗子日記:二〇二四年十一月 虹蔵不見 (にじかくれてみえず)

朝一番で、逗子市の特定健診。 ついつい23区に比較してしまうが、お金のない地方都市は本当に診断項目が少ない。 検査専門機関もなく、検査は地元の開業医で受ける。 今回は血圧が少し高いということで心電図を取ることになり、その後の診察で心筋梗塞の兆候があると言われるが、おそらく測り間違いではないかと…。 担当してくれた看護師さんが、どうも不慣れな方らしく、採血も心電図も随分と手間取っていたし、途中「あれ […]

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逗子日記:二〇二四年十一月 金盞香(きんせんかさく)

立冬とは思えない温かいお天気。 久留米絣の着物に袖を通す。 すべての窓を開けた家のなかでも動いているとやや暑い。 庭に置いてある寄せ植えの植木鉢。 ローズマリー、レモンタイム、オレンジミント、レモンバーベナ、チョコレートコスモス、プチダソアピーチラバーズ。 チョコレートコスモスが二度目の花をつけ始めた。 花を近づけると微かにチョコレートのような香りがする。 玉ねぎが余っていたので、なんとなく玉ねぎ […]

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逗子日記:二〇二四年十一月 楓蔦黄(もみじつたきばむ)

昨年、一昨年と、家族で見に行った逗子海岸のイベントNIGHT WAVE。 この週末が開催予定だったが、今日は大雨で中止が。 海岸をライトで照らすプロジェクションマッピング的なもので、幻想的で美しいのだけれど、年々時期が後半へズレていき今年はついに11月ということで、寒いのが苦手な私はその時点で行く気が萎えてしまっていた。 明日はそもそも仕事だし、今年は縁がなさそう。 11月に入り、冬の準備をしなく […]

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逗子日記:二〇二四年十月 霎時施(こさめときどきふる)

昨日は衆議院選挙という国の一大イベント。 そして、手術入院していた夫が退院という我が家の一大イベント(?)の日だった。 私が入院開けだったら、まず間違いなく一人で乗り換えのある電車に乗って帰ってくるのは大変だし、一週間ぶりとはいえ急に外を歩くと疲れるから…と、自分想定で布団を敷き、1時間ほどかけて電車で迎えに行ったが、有り難いことに夫はすこぶる元気で、帰りは食材を買って帰りたいとスーパーに寄り、入 […]

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