逗子日記:二〇二六年一月雉始雊(きじはじめてなく)

一月某日:外出

今日は退院後初めての外出
といっても、正月から入院していた病院の脳神経外科の紹介状と検査データを持って、もともと持病で通っていた御茶ノ水の脳神経内科へ行くというだけのことだ

脳神経内科の次の定期検診は4月予定だったため、今週に繰り上げるのはやはり難しく、初診同様に予約の外来のあとで診察を受けてくださいと言われた、まあそうなるよね

夫も都内に仕事の用事があるということで、まずは車で私の病院に送ってもらい、その間に仕事の用事を片付け私が診察その他を終わらせた後、合流という流れだ
グリーン車で逗子駅からというのも考えたが、階段は絶対手すりを使うように言われており、ラッシュアワーの時間とぶつかるのも考えるとややこしいので、車を借りることにした

今回は割り込みの受診のためか、新たに問診票を書かされた
麻痺の残る手で書いた問診票は、字が汚いという以前にとにかく字の大きさと文字間がばらばらで申し訳ないと思いつつ提出

しかし、よく考えてみればここは脳神経内科なので後遺症の麻痺で字が相手にわかりやすく書けない人も多いだろうし、そもそも書けなくなっている人も他の科よりも多そうだ。
待合室で座って、症状の差はあれ全員ここにいる私たちは死に向かっているんだなぁとつらつらと考える
まぁ、これは御茶ノ水駅にいる人もみんなそうだけれど、全人類そうだけれれど
途中経過は色々あれど最後の行く先はみんな同じなんだな…と改めて

待ち時間は持ってきたKindle 端末で羽田圭介の「滅私」を再読
この人の本を最初に読んだのは、この「滅私」。何かの書評で面白そうだなと思い、図書館で借りてハマるものがあって電子書籍を買ってしまい、時々読み返している

読後感の良い本ではないし、この本を読んでこの作家の本をもっと読みたい‥ともならなかったのだが、日々の中でふと、あ、これ「滅私」の話みたいだな‥と思うことが多く、その度、少しだけ読んでは途中で止めている
今回は久しぶりに最初から最後まで読み切った

臨時で診てくれた女性の先生はとても細かく診てくれて、「本当に少ししか麻痺が残っていなくて良かったですね」と言ってくれた
よく質問してくれ、質問にもわかりやすく答えてくれるこの先生ならこちらで診察を続けたいが、残念ながら私の枠は研修枠なのか臨時枠のようで毎回微妙な先生ばかりが数ヶ月単位で代わるのだ

そのため今回の入院を機に、入院した病院に紹介状を書いてもらってそちらで今後脳神経内科の受診をすることにした、
その紹介状の依頼も本日の大きなタスクの一つだった
また救急車に乗る羽目になれば、どちらにしても都内のこの病院に搬送されることはない

予定より早めに終わって夫と合流
お昼ごはんを食べようという話なるが、私は疲れてしまって食欲がわかないと伝え、夫は地元では見つけることができないが、都内の人の多いところばかりにある「まいばすけっと」を発見し、喜んですごいキムチ臭い何かとマカロニサラダみたいなものを車の中で食べて済ました

とりあえず、本日の病院でやらなきゃいけないことは無事に片付いでホッとした
疲れたので晩御飯までばんやり状態、洗濯物を片付ける気にもなれない。

夜は常夜鍋
いただいた柚子がたくさんあったので、柚子をたっぷりと使うとそれだけで贅沢だ

一月某日:お好み焼き

昨日の疲れが残っているのか、ぼんやりしていた午前中
洗濯してあとはのんびりお風呂に入ったぐらいかな。

年始の美容院をキャンセルすることになったので、白髪が顔周りと頭頂部でひどく目立つ。
普段は一ヶ月おきにヘアマニキュアでカラーリングしているので、こんなに白いのは久々というぐらい白くなっている

来月には美容院に行けるが、実際今どのぐらい白髪が出ているのか‥というのもわかって面白い
たまに使っている大島椿のカラートリートメントってどのぐらい効いているのかな?と思い、試してみた

普段はヘアマニキュアを保たせるつもりでこのトリートメントを使っているのだが、イマイチ効果が薄いと感じていて、結局すぐマニキュア取れちゃうなぁと思っていたが、今回みたいにかなり白いと、色が入ったな‥と実感する

今までは色があまり入らなくても、髪がサラサラになるのでとたまに使っていたが、もっと熱心に使っても良いかも

家事を少しして、図書館から借りている「本と歩く人」の続きを読む
夕方になり、夫と二人で徒歩数分の娘のマンションを訪問

今日はお休みでお好み焼きを作るからと招いてもらった
お好み焼きともんじゃ焼き、下町に暮らしていたところはしょっちゅう食べていたが、逗子に暮らすようになってからは、この家でご馳走になるぐらいしか食べてないな
お好み焼き屋は逗子にもあるようだが、もんじゃ焼きはさすがにない。
東京で暮らした49年間常に半径数キロ県内にもんじゃ焼き屋があったことがそもそも珍しいのだろう

孫たちのおもちゃはまた一段と増えたようで、さらに室内で使える鉄棒もあった(そんな遊具があるのを初めて知った)

たくさん人に会うので貰い物が多いのだろう、娘は山ほど絵本は持っていたが、おもちゃが少なかったのは、私がくださる方におもちゃではなく絵本をお願いしたことを思い出した(何しろ家が狭かった)

ライスシャワー(競走馬)とお相撲さん、それから帽子をかぶったキウイ(ニュージーランドの国鳥、同僚のお土産)のぬいぐるみは気に入っていて、よく並べて寝かせたりしていた
保育園で自分がお世話されているのをそのままぬいぐるみにして、寝かせながらノートを書いたりしていた(保育園の連絡帳)

今の時代だったら、そんな娘の姿をスマホで写真を撮りまくっていただろうな

そういうお世話遊びみたいなのは、孫たちはしないのは、男の子だからなのか、それともこの兄弟の個性なのかな

おみやげのお好み焼きまでいただいて帰る、明日の朝ごはんはお好み焼きだ

一月某日:Google Workspace

最高気温が18度になるというお天気。
少し前から咲きだした白梅に続き、紅梅の蕾も大きくなってきた

朝食後、夫はくるみ(ミニチュアシュナウザー 7歳)と海岸で海呑みしてくるというので、私は事務仕事を少し片付ける
お昼は別々でということなので、冷蔵庫に残っていたMARLOWEの無花果のパウンドケーキを切り、コーヒーをTHERMOSに入れて、庭で読書とお茶をする

MARLOWEはプリンが有名だけれど、個人的にはプリンはとんでもなく高くて自分のおやつにはコスパが悪く、では人様に差し上げようと思うと硝子でできたビーカーのカップは重たいし、賞味期限が短すぎて難しい
その点、パウンドケーキは、安くはないけれどグルテンフリーだし、日持ちするし量も多くてこちらのほうがずっと使い勝手(食べ勝手?)が良いと思っている

このところずっと読んでいた図書館で借りた「本と歩く人」を読了。
ドイツではベストセラーになり、映画かもされたらしい
本を愛し、本を求める人にピタリと合う本を選び、選んだを丁寧に包みお客様宅へ届ける老書店員のカール・コルホフとそれにくっついて回る女の子シャシャの物語

大人になって情報収集や学びのために本を読むようになった人向けの本ではなく、子供のころから物語の世界が好きな大人で、且つ時間がある程度ある人ではないと楽しめない本のように感じたが、これがベストセラーとはドイツってすごいな‥とそちらに感心する

似た物語が浮かばない印象に残る一冊。
時間と余裕のある今だから読めた本だ

続けて「ソーンダーズ先生の小説教室」を読み始めたら夫とくるみが帰宅


これまた厚さも中身も読み手を選ぶ本だなぁ‥と関心していたら、出版元がフィルムアート社だとわかり納得
このまま文学の森に入り込むと、出ていくタイミングはどこで来るのだろう?

以前から考えていたGoogle Workspaceの移行に手を付ける
Gemini相談しながらなんとか完了
以前から気にはなっていたNotebookLMを使ってみて確かにこれはすごいな‥と思う
ただ、これ元のデータつくる人はやっぱり必要だし、何をデータとして収集しておくかの判断は必要な気がする

以前から営業育成では、訪問先のIR情報はできるだけ読み込んで、その会社で大事にしている言葉を提案や営業トーク入れることと何度も伝えていたが、実践した人はごくわずか、なぜならとても面倒だから

夜はお野菜多めの炭水化物なしのごはん。
以前ならお酒が必ずセットだったけれど、特に呑みたいということもなくおかずだけ

それにしても夫は食事を作るのは、全く苦にならないようだ、他の家事は好きではなさそうだけれど

お店営業時は料理ができないからそっちはストレスなんだろうな

一月某日:ぼんやりな日

午前中に長風呂したら(「RURIKO」をKindleで一息に再読してしまった)、疲れてしまい一日ぼーっと。
夫は週末ということで、犬を連れてご近所さんに呑みに出掛け、私はKindleに入れてある古い漫画などを再読し一日終了

一月某日:ママ友?

ずっと在宅してくれていた夫は会社へ
コーヒーを淹れて、先日ポチッとした森博嗣さんのエッセイ「日常のフローチャート」を読む。エッセイを購入するのはだいぶ久しぶりだ

入院中に「喜嶋先生の静かな世界」「相田家のグッドバイ」を読み返し、その静かな世界にじっくり浸る良い時間を過ごした
その少し後からKindleのおすすめ本にこの人のエッセイがいくつか表れ、サンプルを読んでいるうちに買ってしまった

共感する部分も多く、そういう見方もあるかと驚かされる部分もあり楽しい、何よりの文体の持つリズムと静けさが合うようで、周囲から遮断される感覚が癖になる

途中娘がやってきて、あれこれ近況報告
途中、ママ友作りの話になり「そういえば、あなたママ友っているの?聞いたことないけど?」というと、「いるよ、お母さん(私のこと)とかえっちゃん(私の妹、娘の叔母)とか」と返答

それ、ママ友じゃなくて単に育児について相談したり、愚痴をこぼしたりできるだけの人だと思う…、私ママ友じゃなくてあなたの母親ですし…

まぁ私もいなかったし(悪いお手本?)、それで特に困ったこともないしな…

保険の請求手続き完了

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