ミリオネーゼを目指した理由

さて、「わたくし、派遣社員からミリオネーゼになりました」シリーズ第二回目です。
本日は、「ミリオネーゼを目指した理由」を書いていきます。

尚、前回の記事は、「再開? わたくし、派遣社員からミリオネーゼになりました」です。

以前にベンチャー企業と女性のキャリアという記事の中で、

「女性がいわゆる男性同等と仕事をしていると世間的に認められる一つの壁は、年収500万ではないか」というのを書きました。
この記事は2006年の記事ですが、2014年の今もそのあたりは変わっていないのかな…と思います。

私自身もシングルマザーやっていた時に、年収500万あれば、子ども一人ならそうカツカツせずに何とかやっていけるかな…離婚したくなっても経済面で悩んで離婚できないというのもないかなぁと思っていました。
(私は、母子家庭で育ったせいなのか、子供の頃から、経済的事情で離婚できないというのは絶対に嫌!という思いを持っています)

派遣スタート時の年収は、250万前後でした。
ベンチャーで社員になって、年収500万を超えて、そこからは転職のたびに50万〜150万ぐらいずつの幅で年収を上げてきて、34歳でミリオネーゼ。その後は1500万までは届きませんでしが、まぁそれ近くまでは稼げました。

ミリオネーゼになった後は、年収へのこだわりがどんどん薄れてきましたが、ミリオネーゼになったおかげで好きな仕事が選べるようになりました。

これはそのときにすごくたくさん貯金したので…という話ではなくて、ミリオネーゼってやればできるんだな…という自信がついたので、好きな仕事してコケても、まぁ、年収800万ぐらいなら頑張ればまた何とかなるだろう…と思うようになったからだと思います。
会社というのはどういう人にたくさんのサラリー払いたがるのかが、見えてきたというのもあります。

以前のメルマガで使っていたキャッチフレーズがこれ ↓

 ────────────────────────────────────────┐
 ミリオネーゼは一つの通過地点。
 キャリアの本当のゴールは自分の好きなペースで自分の好きな
 仕事をしていくことではないかと最近思うのです。
└────────────────────────────────────────

どこか一箇所でも自分に自信がある部分ができると、人生というのはかなり楽しくなるというのが実感です。

仕事ってやればやるほど、結果が返ってくるし、また結果出るのが早いのでモチベーションが上げやすいです。
子育てとか家事だと、なかなかそうはいきませんからねぇ…。

サクッとミリオネーゼになって、なるほど、私ってそこそこ仕事できるかも…と自信が持てたら後はかなり楽しいですし、好きな仕事を楽しんでできるようになりますよ。
ぜひ軽い気持ちでトライしてみましょう。

ミリオネーゼを目指した理由

派遣社員というのは、当然ですが、昇進とは全く縁がありません。
そりゃそうですよね、組織に属していないんですから。

そうすると、自分のスキルアップをどうやって測るか?という指針として、一番わかり易いのが私にとっては「時給」でした。

1990年代前半、派遣社員で高時給が稼げるものは、以下の3つ。時給1800円以上を勝ち取るにはこのどこかに入るというのが定番でした。

1. 経理関係
2. 貿易関係(今ならさしずめ英語がウリという仕事)
3. IT関係

当時はまだワープロ専用機が幅をきかせていた時代で、経理関係も請求書処理などはさすがにコンピュータ処理でしたが、帳簿類は結構手書きも多く、まず恐ろしく悪筆の私は桁をそろえて数字を書くことができないし、そのうえ数字に興味がわかないので、(1)の経理関係は選択の余地がありませんでした。

(2)の貿易関係は、周囲を見ていてもある程度の年齢になってもスペシャリストとして派遣で働いている方が多く、これは良いな…と思ったのですが、英語専門学校で2年間英語を学び、つくづく英語にうんざりしていた私にはちょっと…抵抗感が。
勉強すればするほど自分が英語ができるようになる…というイメージが湧きませんでした。
しかも学生時代に「貿易英語」という科目で落第しそうになっているぐらいその分野にアレルギーもあったし…。

ということで、なんとなく(3)の方向に流れていきました。
まぁ、幸いに専門学校で英文タイプの授業があったので、タッチタイピングはかなり早い方だったので、キーボードに抵抗がないというのは大きかったと思います。ちなみに英語専門学校で役に立った授業は多分この英文タイプと、聖書の授業だけでした。
聖書の授業はその後、外資系に行き欧米の人たちとやり取りする際や、向こうの文化を知る上で随分と役立ちました。

ちなみに当時は(3)のIT関係というのは、まだほとんどパソコンが普及していないので、汎用機のプログラミング的なものが多く、素人が学ぶにはかなり困難でした。その手の情報も、インターネットが無いので入手が難しいし、そもそも入手法もわかんない感じでした。
ですので、ITと言ってもまずはワープロ専用機の使い方を深く知るってところから始める感じでした。

で、話を戻すと、こうやって時給ベースで考えてスキルアップを派遣時代はやってきました(詳細は次回以降に書いていきます)

その後は、転職、転職、転職で、職位とか部下の人数、自分の稼いだ売上なんかではたまた就職先の会社の規模だと、どうにもキャリアアップや、スキルアップを明確に測れないのです。
で、まぁ1つのわかり易い指針がやっぱり、「給与」になってしまうわけです。

これはコーチングをやっていても思うのですが、やっぱり外資系などで転職回数を重ねる人は年収ベースでキャリアアップを測っている人が多いですね。
みなさん口々に仰るのは、「別に給料が高いから仕事ができるってわけでもないとわかっていますが、他に測れるものがないんですよねぇ…」ということ、本当にそうなんですよ。これは。

私の場合は、社員になり始めて、600万ぐらいを過ぎたあたりで、あれ、これ、ひょっとしてミリオネーゼってなるの、そんなにできないことでもないかも…と思うようになったのです。
何しろ近くにそういう人がいる職場にいるわけですから、そうすると、ああ、こういうことができれば良いのか…というのが見えてくるわけです。

で、ちょっとミリオネーゼでも目指してみようかしらね…と思ったわけです。

まぁ、その頃には、手帳に目標書いておくと結構できちゃうものだな…って気づいてきたというのもあります。

ということで、次回は手帳の話かなぁ…。

追記:

手帳の話については、「日々のマネジメントを振り返る」という別のシリーズに書きましたので、ご興味のある方はぜひそちらを。

「わたくし、派遣社員からミリオネーゼになりました」シリーズの続きは、「ミリオネーゼへの近道はこれ」となります。

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