Weekly Reveiw – Week46

お天気の良い日曜日から始まった一週間。
まだまだ暖かいと思える日もあれば、極端に寒い日もあり、こたつ開きを悩みつつ、こたつは来週以降にすることにしました。
湯たんぽはこの週から活躍しはじめました。

まぁ、とにかく仕事ばかりしていて、書くことのないWeekly Reviewです。
こういうのも珍しい…。

<仕事>

前半は地方で泊りがけのファシリテーターの仕事(いわゆるオフサイトミーティングというやつです)、後半はアポイントが多くバタバタした出ずっぱりの一週間でした。
ファシリテータの仕事は、事前の仕込みが実は一番大変で、当日は仕切るだけで、私自身がなにか発表するわけでもなく、そう大変ではないのですが、その直後に別件の提案が立て込み、頭がフル回転状態でした。

一方でポチ(夫)も非常に忙しい時期に重なり、今週は私が出張から帰ってきた日だけ晩御飯が一緒という珍しい週でした。
多分、一緒に暮らすようになって初めてじゃないかな…。
(その昔は、「平日週3日自宅で晩ごはん」という目標を毎年掲げ、毎年挫折していた時期が何年も続いたものですが…)

ポチの代わりに、夕方の犬の散歩係を引き受けました。
夕方18時にはとっぷりと日が暮れているのですが、むしろ朝よりも寒くなく、これが逆に日中の緊張した時間からのリラックスの時間になって良かったような気もします。

泊りがけの仕事から、瞑想の時間が戻ってきました。
瞑想するとエネルギーが安定したり、場合によってはエネルギーが復活することが感じられるので、今週は1日に何度か瞑想をしました。

瞑想って「何も考えてはいけない‥」と捉えるとキツイのですが、タイマーをセットして「この時間は何も考えなくていい…」と思うと入りやすいように思います。

<舌下免疫療法>

先週、書き忘れてしまいましたが、先週から舌下免疫療法がスタートしました。
当初は、毎日お薬をそれも3年間の服用するというのは、なかなかハードな気がしましたが、
そもそも持病の薬も毎日だし、緑内障の目薬も毎晩ですから…。

副作用として出るかもと言われていた耳の痒みが若干気になりますが、これも時々気になる程度なので、生活の質が下がるというレベルのものではありません。

測るたびにアレルギーの数値が上がっていき、今回もお医者様からは、「これは相当キツイでしょう‥・」という言われるレベルだったようです。
それこそ生活の質の問題でもあるのですが、2月から連休ぐらいまで「仕事にならない…」というのが大きな問題で、もう仕事のための必要経費のような気もします。
来年の春が楽しみなような、怖いような…。

<読書>
「魂の錬金術―エリック・ホッファー全アフォリズム集」★★★★☆

ホッファーの本は好きで繰り返し読んでいますが、この本は中断しており、今回の出張で読み通しました。
素晴らしい本だと思うのですが、私が個人的に読むのがキツイ・重い本でもあり、その分★を一つ下げました。(内容がグサグサくるのです…)
多分、それで途中で読むのをやめていたのだな‥とわかりました。
読み返すたびに違う印象を持つタイプの本だと思います。

「木をかこう 」★★★★☆

ブルーノ・ムナーリによる絵本。
この本の存在は評判が高いので知っていましたが実際に読んだのは、初めて。
絵心のない人が絵を描いてみようと思うのにとてもいい本だと思いますが、私もデザインの勉強をしている「今」だからいい本であることがわかり、そうじゃないときに読んでも「ふーん」で終わってしまうタイプの本でもあります。
万人には、おすすめしにくいタイプの本かな‥。

「ゆれる」★★★☆☆

映画監督・西川美和さんの書いた最初の小説ということで、評判は知っていたのですが、あらすじの感じから読後感が良さそうに思えなかったので、そのままになっていました。

登場人物がそれぞれの立場から人間関係と事件を語るという形式が取られています。
こういった手法の小説というのは、決して少なくないのですが、「ゆれる」ではその登場人物のそれぞれの書き分けが非常に上手くて驚かされました。
当然ですが、この手の形式の小説というのは、1人の作家がいろんなタイプの登場人物の立場や気持ちを書き分けるので、小説によっては登場人物の区別が今ひとつ付き難いというものがあります。
それがこの小説では、文体からも各人物の語る描写からもきっちりと分かれて、くっきりと描かれていて、それこそ映像のように別々の人が演じているような印象でした。
他の作品も読んでみたいです。

「ブラック・レイン」★★★☆☆

Amazon Primeにて。
松田優作の遺作ということで、有名な映画ですが、個人的には高倉健のほうがやっぱり好きなわけで…。
この手のアクション系の映画(…って言うのかな?)とか暴力シーンの多いものって基本的にあまり好きじゃないので、わざわざ自分で観ることはないのですが、ポチに誘われて観てみました。
あらすじ的には、なんとなく先が見えるのですが、懐かしの公衆電話を始めとする昭和感なども楽しかったです。(公開は1989年)
松田優作の子分たちがバイクで2人の刑事を取り巻くシーンで、各子分たちのものすごく頭の悪そうな表情を見て、外国人の撮る日本の映画ってちょっとこういうのあるよなぁ…、なんかこうバカにしているわけではないのだけれど、日本人から見るとここまでひどくないだろう‥と言い訳やら反発したくなる何か…というのかな。

ソフィア・コッポラの撮った「ロスト・イン・トランスレーション」は好きな映画の一つですが、やっぱりちょっと、日本人ってここまで変(この映画だと奇妙って感じかな…)じゃないんですけど…と口をとがらせたくなるようなシーンもありました。
まぁそれが余計に異国感を出しているのはわかるのですが。
当時の海外の同僚や上司たちが日本の勉強のために、この映画を観ているというのも気になった理由の一つかもしれませんが…。
(その影響で誰もがパークハイアット東京に泊まりたがる‥出張予算Overだっつーの)

話を「ブラック・レイン」に戻すと、子供の頃は暴力シーンの痛そうなのが多分ダメだったのだと思うのですが、大人になって観るとうまく作っているけれど、本当に殴っているわけじゃないんだな‥というのがよくわかり、思っていたほどその手のシーンを冷静に観ることができるようになっていたというのが、今回の一番の発見です。

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