Weekly Review – Week5, 2021

昨年のこの時期はコロナの話が増えてきていましたが、まだ日本でも今ほど感染拡大という感じではなかったため、展覧会も普通にやっていましたし、会食も普通でしたね。

Weekly Review – Week5

今週は低気圧に引きずられて、先週作り上げたペースが徐々に乱れてきた感じでしたが、それまでの仕込みに花が開き、回収時期でもありました。
さて、来週からまた仕込みしないと食いつぶしちゃいますね。やれやれ。

【新聞購読再開】

しばらくは、書評欄を目当てに週末だけ全国紙をすべて購入していましたが、国内・海外政治や経済に関するニュースにだいぶうとくなってきているなぁ‥と思うところあり、日経新聞の定期購読を再開しました。

どの新聞にするか結構悩んだのですが、独自の政治色が強いの全国各紙は、毎日読むと疲れそうなので、日経新聞に。

毎朝、毎夕新聞が自宅のポストに届くというのは贅沢だな〜などと、ニンマリしています。
お向かいの家の庭に、手入れされた大きな梅の木があり、この時期は朝晩新聞を取りに行くたびに梅の清潔な香りがするのも愉しみの1つです。

【サードプレイス #10】

週末は第10回目のサードプレイス読書会を開催しました。
今回は1冊の課題本を取り上げて、参加者みんなで話しをするといういつもの形式ではなくて、自宅に溜め込んでいる積読本について思い思いに話しをするという会でした。

非常に面白い会となりましたが、一方でそんなに積読本多いのが、主催者2人だけ‥という、衝撃の事実も…。
本好きの人はみんな積読本を発酵させているはず‥という、勝手な思い込みをぶち壊された会でした…。

次回は「独学大全」。
どこからでも読めるし、全部読まなくてもいいという珍しいタイプの本なので、いろんな方が参加してくれるといいなぁと思っています。

受付開始:サードプレイス#11 課題本「独学大全 ~絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法~ 」

【ペジェ曲線との戦い】

Adobe製品の操作を習得するのの最初の山と呼ばれているのが、「ペジェ曲線」。
とにかくこれが苦手で苦手で、さっぱりわからなく、何を作るにもここでつまづいていました。

ネットで検索してみたところ、以下の本が評判が良かったのでUsed Amazonで購入。
かなりきれいな本で、当時は1100円ぐらいで購入できましたが、今は状態の良いものは2000円近いようです。

購入したのは、1年ぐらい前なのですが、なかなかここまでたどり着かずで、1月末ぐらいからはじめました。
出版社がなくなってしまったようで、本来ダウンロードできるサンプルがダウンロードできないのが残念ですが、そのあたりは自分でスキャンしてやっています。
本当にひたすらペジェ曲線だけを学ぶので、なんとなく体感として、ペジェ曲線の描き方がわかってきました。

なんというかこう、一山越えた気分です。
これこれ、こういうのが快感で、できないことについついチャレンジしちゃうんだよな‥と、改めて実感しました。

ここからまた小さい山がたくさんあって、その先にはまだ見えていない大きな山があるのですが、とりあえず登山口にたどり着いた感じです。

【本】

「断片的なものの社会学」

「にがにが日記」で、岸政彦さんの存在を知り、面白い人がいるなぁ‥と。
そこからTwitter(@sociologbook)フォローしてしまうようになりました。

昨年、暮れに神保町の三省堂本店でこちらの本をふらふらーっとカゴに入れてしまい買ってしまい、初めての岸政彦氏の本となりました。
買ったときは多分、著者が誰だったのかよくわかっておらず、帰ってきてから、あれ?この人、私がTwitterでフォローしている人では?と気づいた‥という、いつもながらの雑っぷり。

大変興味深く読んだのですが、なんとも感想の書きにくい本でしたので、ご興味ある方はぜひお読みになってください。

この本は何も教えてはくれない。ただ深く豊かに惑うだけだ。そしてずっと、黙ってそばにいてくれる。小石や犬のように。私はこの本を必要としている。
– 星野智幸さん

本の帯に掲載されていた上記の言葉が、この本を一番よく表しているような気がします。

日常の風景や出来事について淡々と綴られているのですが、緩やかにでも深く刺さってくるものが多いというのかな。読み返すたびにその箇所も変わってくるタイプの本のように私は感じました。

 私たちは、遠いひとたちに冷酷で、近いひとたちに弱い。自分から遠いところにいる、見知らぬホームレスが公園に寝ていると、ああ恐いなと思い、顔も知らない外国人が生活保護を受給していると聞くと、なんとなく損した気持ちを抱いてしまう。そして、近いところにいる親友や家族が、悪いものに手を出したり、愚かな選択をし続けていても、なかなかそれを止めることができない。「本人がよければそれでよい」とか何とか、いろいろ理由をつけて、近くにいる愚かなひとたちに優しくしてしまう。近いひとたちに優しくすることはとても簡単だ。ただ、それは迷惑なことから逃げているだけのことが多いのだが。
P203

「マルジナリアでつかまえて 書かずば読めぬの巻」

「マルジナリア」というのは、本への書き込みのことだというのをこの本を読んで初めて知りました。
夏目漱石他、著名な人々のマルジナリアの例(写真付き)や、これもマルジナリアといえば確かにそうかも‥というものまで幅広く紹介されている上に、これからマルジナリアを始めたい人向けへの親切なアドバイスまであって、オタク趣味から実用まで‥という面白い本でした。

この中で紹介されている自分で索引を作るのはすごくいいと思うので、やってみたいなぁと考えています。

「ブルーピリオド 9巻」

少し前に出ていたことに気づいておらず、Amazonで知り慌てて購入。
そうそう美大だからできることって、結構あるんだよなぁ‥と思いながら読みました。
芸大に入学以降の登場人物が、私の頭の中にあまり定着していないため、入学以降からすべて読み直しましたが、その途中で自分の大学の卒業制作テーマが具体化してきた‥という思わぬ副産物が…。

この週は、体調もメンタルもイマイチで、デザインの勉強のスケジュールも崩れ気味でしたが、前述のペジェ曲線の件といい、進捗的にはかなり良かったです。

「暮しの手帖 5世紀10号」

ほぼ定期購読に近いのですが、なんとなく定期購読が申し込めないでいる「暮しの手帖」。
地元の本屋さんへ定期的に足を運んで買うのも、なんとなくこの雑誌のあり方としては正しいような…。

カーテンを縫っている間に、晩ごはんの後はなんとなく針仕事みたいな流れになってきて、針仕事が少し楽しくなってきました。
カーテンが終わったので、今は以前取り寄せていて、途中でそのままになっていた刺し子を再開中。

針仕事云々もそうだし、多分美大に行ったことも大きくて、自分の手を動かすことが億劫ではなくなってきました。

そのせいか今回の号で、一番惹きつけられたのは、「布のかけら、花の途中」というハギレを使ったアップリケの記事。

ひと目見て、あー、これ絶対楽しいやつだ‥と思いました。以前だったら、「ふーん」で終わって、おそらく文章は読まなかったことでしょう。
人っていくつになっても変わるもんだな‥と思いました。

針仕事といえば、以前にやはり暮しの手帖で知った「ダーニング」は今やりたいことの1つです。
刺し子の布巾、あと4枚終わったらちょっと図書館で本を見てみようかな‥と目論んでいます。
逗子に来てから、やたらに靴下に穴が空くので、繕いたいな‥と。
海岸の砂が靴に入るからかなぁ‥と、夫と話しています。
とはいえ、夫はダーニングで繕った靴下は履きたがらないでしょうねぇ・・・おそらく。

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