スローフードな人生!―イタリアの食卓から始まる

「スローフードな人生!―イタリアの食卓から始まる 」を読了。
出版当時話題となっていって、気にはなっていたが、何となく手に取り損ねていた。
本の奥付を見ると2000年に出版された本のようだ。
8年を経た今読んでも、時代遅れであるとか、古い話であるとは感じない。むしろ、ますます考える必要がテーマになってきているように感じる。

スローフードとは?
著者はそれについて、

「普段、漠然と口に運んでいるものを、ここいらで一度じっくり見つめてみてはどうだろうか、という提案である」

と述べている。

こんな風に書くと、何やら難しそうな話で、ファストフードを食べるのは駄目、マクドナルドは駄目、今の食事は駄目・・・なんていう怖い本のように受け取られるかもしれない。

しかしそんなことは決してない。
美しくて、おいしいものがたくさんでてきて、食べること、食べるものを愛する人たちが後から後から現れ、素晴らしい旅をしてきたような読後感のある本である。

文章のリズムも良く、ついつい引き込まれる。
様々な角度から「スローフード」を体験して、見て、聞いて、そして考える。
イタリアを北に行ったり、南に行ったり、時にはロシアにも足を延ばす。

「食卓」という言葉に、あなたはどんな風景を思い浮かべるだろうか?

私は読み終えた時に、「食卓」という言葉の持つ温かさを日々大切にしたいとしみじみ感じた。

追記:

上記の記事は2008年6月に書いたもの。
それから、約7年が経った。
昨年6月より、家庭の事情で料理をせざる得なくなり、お料理1年生としてデビューした。
もうすぐ1年が経つ。

自分で作るようになってよく気がつくようになったのは、食材の香り。
それから食器との配色も気になる。
食事にまつわることをゆっくりやると、味わうだけではなくてその他の色んな五感が動き出すような気がする。

料理を自分でするようになった今もう一度、この本を読み返してみるときっと以前読んだ時と違うものが感じられるのじゃないかな…と思う。
よし、読み返そう。

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