英語についてはもう諦めませんか?3

前回の記事で、最後に自分の英語の勉強についてのブログをアップしました。私自身もこの記事を書くにあたって、本当に久しぶりに少し読み返しました。

いやいやこんなにしょっちゅう色んな教材手を出しちゃダメでしょう‥とか、これだけやってた時期もあって、結局モノにならなかったなぁ‥と呆れることばかりです。

外資系入社直前のTOEICスコアは、700点ちょい、入社後たまにTOEIC受ける機会ありましたが、結局最高でも780ぐらいでした。
まぁ、600過ぎると多分、踊り場が広くてなかなか英語が上達した感が得られず、このあたりが、色んな教材に手を出しちゃう理由だったのかな‥と今なら思います。

緊急の必要性のない英語の勉強をするのは難しいというのを、最初の記事にも書きましたが、そんな中で比較的続けやすいのは数値評価がはっきりでるTOEICです。
今でも、まずはTOEICから勉強する方が多いようです。

ただ、英語の勉強を始める理由が転職で英語を使える職場になんとか入りたい…、会社からTOEICのスコアが高くないと昇進できない、もしくは海外出張に行かせられないとはっきりとTOEICスコアが求められる人には良いと思いますが、実際に英語を使って何かをするのに、TOEICを勉強するのはかなり的外れになるケースが多いです。

このあたりの話は、「トイレトレーニングとTOEIC」という記事に書きました。

大体の人は、TOEICの勉強が進むにつれて、なんかこの勉強と自分が身につけたい英語のスキルって違うかも…と気がつきますが、他に勉強の進捗度を測るものが見つけられないということがあり、継続して心の底から飽きるまで勉強している人も多く見受けられます。

このようなことが起こるのは、そもそも、なぜ英語を勉強をするのか?というのが曖昧なのでモチベーションの維持がとても難しいせいだと思います。
数値が変動が見えるぐらいはっきりした何かがないと、とてもモチベーションの維持ができない‥というのがあります。

私の実感では、毎日3時間ぐらい真剣に英語と向き合って、3年ぐらいかけるとそれなりに仕事や日常生活で、ちょっと英語わかるかも、全然使えないわけでもないな‥ぐらいになるのではないかと思います。
約1000時間ですね。

特に使う機会のない日本で生活している以上、英語の勉強は質にこだわるより前に、量が大事だと思います。

英語ができるようにならない理由を勉強の質とか、教材の向き不向きに転嫁してしまうとずれてしまい、英語教材やスクール難民になってしまい、根拠もあてもなく、いつか自分に適した教材や教室があるのでは…と放浪してしまいます。

私が問題視しているのは、学習法難民になって時間を浪費することではなく、これを繰り返すことによって自己肯定感がどんどん下がってくることです。
そして、自己肯定感が下がると自分で自分を信頼できなくなり、自分のことが嫌いになったり、はたまた英語以外のことでもチャレンジする気力がなくなってしまうことが起こります。

英語学習ブームというのは、本当にしょっちゅうやってきます。書店の棚には、英語学習のコーナーは、かなりの面積を取っていることが多いです。
ブームのたびに、ビジネス雑誌で「やり直しの英語」「今度こそ本気の英語」みたいな特集が組まれます。そして、また同じようなプロセスで英語を学ぼうと思い、教材を手に入れ、そして挫折というのが繰り返されていきます。

しかし、大半の人はいつ使うかわからない英語のために、私たちは自己肯定感を下げる必要まであるのでしょうか?
そんな必要はまったくないと思います。

ですので、私はこの記事のタイトルを「英語についてはもう諦めませんか?」としたのです。
もう諦めてはどうでしょうか?私が自身の体験を振り返って書いてみたように、英語を身につけるというのは、本当にかなりの覚悟が必要なのです。

英語はちょっとやそっとではできるようにならないという自覚をして、さらに、

「毎日3時間を英語に費やす気がありますか?」
「他にやりたいことはありませんか?」

というのをよく自問自答してみてください。

そして、それでもやる!と思う人はぜひ頑張ってみてください。そして徹底的に取り組んでみてください。
まずは、自分にあいそうな教材を必ず1冊仕上げてください。そうして、少しずつ自己信頼感を高めて、自信をつけて軌道にのせていきましょう。

確かに、英語はそれを活かせる場に行けば、本当に役立つツールでもあります。

でも、そこまで時間を割く気がない、必要性も少ない…というのであれば、諦めましょう。
半端な気持ちで取り組んで、自己嫌悪を募らせるほどの価値は英語にはありません。
もっと目の間ですぐに役立つものを学んだり、自分が心から学んでみたいものを学んでみたり、学びと関係なく自分がやってみたいことに取り組みましょう。多少の苦労はあっても、継続しやすいので自己嫌悪に陥る心配はなさそうです。そして、そのほうがあなたの人生の満足度が上がります。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

  1. NO IMAGE
  2. NO IMAGE
  3. NO IMAGE

    2007.01.11

    2007年
  4. NO IMAGE
  5. 2014.10.24

    minutes No.4

コメント

コメントをお待ちしております

HTMLタグはご利用いただけません。