逗子日記:二〇二二年二月 黄鶯睍睆(うぐいすなく)

6時前起床。
昨晩は、大学のオンラインセミナーで日本デザインセンターの方のお話を聞いていたので、就寝時間が遅く、引きずられて起床時間も遅め。

朝食は、キャベツとアンチョビのペペロンチーノパスタ(全粒粉)。

朝の入浴時にこのところ、少しだけでも読みすすめるようにしているマックス・ウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」。今日はこんな一節に出会う。これって未だに経営論などで話されている内容のような気がするが、1905年にはもうとっくに議論されているような内容だったのか。

仕事の点だけからみても、何らかの技能的(熟練)労働だとか、高価な破損しやすい機械の取り扱いや、およそ高度に鋭敏な注意力や創意を必要とするような製品の製造が問題となる場合には、低賃銀はつねに資本主義の発展の支柱としてまったく役立たない。こうした場合には、低賃銀は利潤をもたらさず、意図したところとは正反対の結果を生むことになる。なぜなら、こうした場合には端的に高度の責任感が必要であるばかりか、少なくとも勤務時間の間は、どうすればできるだけ楽に、できるだけ働かないで、しかもふだんと同じ賃銀がとれるか、などということを絶えず考えたりするのではなくて、あたかも労働が絶対的な自己目的»Beruf«「天職」であるかのように励むという心情が一般に必要となるからだ。しかし、こうした心情は、決して、人間が生まれつきもっているものではない。また、高賃銀や低賃銀という操作で直接作り出すことができるものでもなくて、むしろ、長年月の教育の結果としてはじめて生まれてくるものなのだ。

マックス・ヴェーバー,大塚 久雄. プロテスタンティズムの 倫理と資本主義の精神 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1184-1193). Kindle 版.

この本は自分としては全然読めている気がしないのだが、読んでいると「ふーん」と思うところが数箇所出てくるようになった。
こういう本は本当は、ノートに全文写してぐらいのほうがいいんだろうなぁ・・とぼんやり思う。
精読には憧れるが、性格的にむいていないんだよなぁ・・。

もちろん、風呂に入っている間ずーっと読めるタイプの本ではないので、少し読んで次の本に切り替える。
仕事のある日は、仕事モードに切り替えるのにビジネス関連の本を読むことが多い。今は再読で、「FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略」。

多くの人は、自分の「性格」が固定されて変わらないものだと思っている。生まれたときの自分は、死ぬときの自分とほとんど同じだと。こうした人たちは、自分と自分の環境は、切り離されたまったくの別物だという考え方を、ずっと受け入れてきた。こうした人たちはまた、育んでいく部分よりも、生まれながらに持っている部分を重視し、何が変わるだろうかと観察するよりも、変えられないものばかりに固執する。そして、自分自身を「非常に現実的なもの」と見なす。つまり、自分の中にある「本当の自分」の部分は、環境によって触れられることも影響されることもないと信じているのだ

ベンジャミン・ハーディ. FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.871-877). Kindle 版.

私のコーチングは基本的に、意志力で何かを成し遂げようとする人たちを、一緒に仕組みを考えることで毎日の生活に落とし込むやり方を決め、習慣化してもらい習慣化でゴール達成を早めるというふうに進めている。

意志力で「とにかくがんばります」→挫折→自分への信頼残高減らす・・というのはどうにも良いことには思えない。
この本のように環境を整えるというのは、仕組み作りの一つでこのやり方のほうが大半の人はうまくいくと思うのだ。

とはいえ、こう書いてみると意志力で乗り切ろうという人は、ある意味自分への信頼残高がとても高いのかもしれない…。

午前中は顧問先の打ち合わせとChat対応でほぼほぼ終了。

来年度の大学のスクーリング日程が発表されていることに遅ればせながら気づき、スケジュール確認。
卒業制作以外の未修得科目は3科目(スクーリング2科目、制作科目1科目)
卒業制作のテーマ、結構早く決めないとならないことに今ごろ気づくが、全然浮かばない〜

スケジュールを確認してみて、これ2022年度で卒業する気だったら、顧問の仕事はもう増やせないな。コーチングも結構うまくやらないと微妙かも‥ということに気づいた。
休学を決めた2021年の頭には、夫が仕事が忙しくなる想定がなかったからなぁ・・。未来予測は当たらないというが、直近3年ぐらいでこれか‥。

お昼ごはんは、夫と一緒におでん。

午後は引っ越し関連のタスクの見直し、全体経費の洗い出しからスタート。合間にコーチングセッション。

図書館から借りている「ノマド: 漂流する高齢労働者たち」の続きを読む。
アメリカの中産階級だった人々が、リーマンショックなどでそこからはじき出され、大きなキャンピングカーで暮らし、Amazonの倉庫やキャンプ場で季節労働をしているというホームレスならぬ、ハウスレスがたくさん登場するノンフィクション。

マクドナルド本社で商品開発ディレクターをやっていたような普通に考えてかなりスキルが高いと思われる人なども含まれているのを読むと、これはもう、スキルアップとキャリアアップしておけば安心とかではないんだな‥と感じる。

その人の運次第。準備不可?
こんなの日本では起こるはずがない‥と感じる人も多いだろうが、私はあまりそうも思えない。
表層に見えるものが違っていても、結構近いところまできてもおかしくないんじゃないだろうか。
自衛手段は、これを見ると金融資産、不動産資産でも吹っ飛ぶから、昨今もてはやされている投資にも頼りきれない感じ。せいぜい貧乏でも楽しめるようメンタルと自炊力、いつどうなってもわからないから、仕事はスキルアップやキャリアアップよりもこれまた楽しめることを選ぶのが得策なのかも
(よくある、自分の好きなことを突き詰めよう‥ではなくて、仕事は対して好きじゃなくても職場の人間関係は楽しいからOKぐらいでも良いと思う)
あとは身体を大切にして、DIYができると尚Goodかな〜

長くなりすぎたので、今日はここまで。

さて、これからまた会議。

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  1. 2020.07.29

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