もう前倒しはいいかな‥と思う後半戦

10月の末まで原則毎週更新していたWeekly Reviewですが、11月3日の文化の日に平地でコケて、左手の小指にヒビが入り、薬指と小指を固定されてしまったことでキーボードを使うのが大変過ぎてそこからお休み。気がつけば11月も末となりました。

更新一時停止中です

Weekly Review – week 43rd, 2022

この不便な期間に、PCだけでなく電子ガジェットからもかなり離れた暮しをしたことから、毎日の細かいスケジューリングやタスク管理や時間管理も大幅に止めました。
仕事や家事の大事なタスクや締切は忘れたらまずいけれど、それ以外は思いつきで動くというのを実践してみたら、気分的に随分でラクでさらには大したアクシデントも起こりませんでした。
この程度の管理なら、紙の手帳で充分に事足りました。

タスクやスケジューリングというのは、基本的には将来のために備えている側面が私には強く、ようは保険みたいなものだったと気が付きました。

でもよく考えると、もうどう考えても51歳という年齢は人生の後半戦で、いつまでも先に備えて、何かをするってどうなんだろう?

Weekly Reviewの記事というのは、その週の振り返りで毎年同じタイミングで書いていれば、昨年のこの時期はこういう不調がやってきているから気をつけようとか、一昨年こういうことをやろうと思っていたのに、そのまま放置しているなとか色んな気づきあります。
一週間の振り返りでも、家事、仕事、大学、それぞれの進捗の遅れなどが見えてきて、それはそれで役立つのですが、でもその役立つって自分を改善するとか、アップデートするとか、そういう発想だよな〜。いつまでそんなのやるんだ‥と。

そういうことに疲れたわけでもないのですが、きりがない‥と思ったことは確かです。

少し前に読んだ「日本人はどう死ぬべきか」という本の中で、養老孟司先生が「終活」なんてバカバカしいというような話をされていて、そうか、終活もあるのかと自分の死後のことまで、残された家族のためにやっておくって、確かになんか違和感あるよな‥と。
そもそもいつ死ぬかなんてわからないんだし。

いつも先の心配をして、少し将来の自分のために何かをしてるってどうなんだろう。
少し将来の自分はそのおかげで助かることも多いかもしれない。
でも、その時点ではやっておいてよかった…と思うよりも、さらにその先の心配をして何かをしているような気もするのです。

いつまでたっても、「今」に入れない‥というのでしょうか。

アプリを始めとする電子ガジェットを使うと、膨大なタスクが登録ができて、しかもそれをしょっちゅうリマインドしてくれるという便利な機能があります。
時間の記録をアプリで登録しておけば、今週はどのぐらい何に時間を費やしたのかを見ることができ、それを踏まえて次週の計画で遅れた進捗などを取り戻す計画がたてられます。

計画をたてて行動することは、若い人でも私のような中高年でも大事なことだと思いますし、それを否定する気はないのですが、これにデジタルを持ち込むと、私の場合はどうもやり過ぎなってしまうようです。
紙のようなアナログだと、どうしても抜け漏れが出てくると思いますし、書けるスペースも限られていますが、そのぐらいが私には丁度良さそうに感じます。
抜け漏れしてしまうなら、それは大して必要もないのでは‥と思うようになってきました。

いくらでも登録できると、いくらでも「やるべきこと」って増えていく気がします。
本を読んでいても、他にやるべきことがあるんじゃないか‥と気になりますし、縁側でお茶をのんでいても、友人や取引先と雑談めいた楽しいチャットしていても、この時間に1つでもタスクを片付けておくべきのような気がしてきます。

で…、楽しいはずの時間なのに、全然「今」に入れない‥というフラストレーションが。心ここにあらず…というやつです。

この時期気圧の変動も激しくて、体調悪いとタスクも片付かないのでまた気持ち的にも疲れます。

書いていて思ったのですが、タスクや仕事を「片付ける」という発想が、もうそもそも嫌なのかもしれません。
この言葉のイメージは、私には右にあったものを左に移すというようなイメージを想起させます。ようは滞りがないように「流している」。でも、そこには知恵も工夫もないような。

打ち合わせの前と後には、マインドマップを書いて頭の中を整理したいし、「あれ?」と思うことは深堀りしたい。タスクが多すぎると、私には本来やりたいと思ったことよりも残タスクが気になり、どうも上手くできないようです。
矛盾するようですが、目の前のタスクを片っ端から片付けていくのも多分好きで、そういう特性もあるのだと思います。でも、それだけだとなんだか虚しくなってきたというのが今なのでしょう。

ゴールや目標をセットして、タスクを洗い出し、そこから逆算してスケジューリングというのに飽きたのかもしませんし、よっぽどスケジューリング最初から空きを作っておかないと、突発事項は私をイライラさせます。それが例え楽しい誘いでも、他を調整するのが面倒になるからです。

ケガをきっかけに、ガジェットから離れ、スケジューリングとタスク管理をゆるめ、記録も熱心に取らなくなったら、色々なことが楽しくなってきました。「片付ける」ではなく、その時間を「楽しめる」ようになったのだと思います。

そんなわけでしばらくはWeekly Reviewは止めておこうと思います。

月の振り返りも10月のものを書く時間ないまま、ケガをしてしまったので、9月で止まっています。
これも時間取られるし、どうしようかな‥と。こちらも検討しなくては。

2022年9月の振り返り

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