逗子日記:二〇二二年四月 虹始見(にじはじめてあらわる)

5時前に目が覚める
昨日からの雨が降り続いている音が聞こえる。昨夜より雨の音が大きい。

衣替えを例年より早くしようか・・と考えていたところに、昨日から突然気温が下がり、寒さに極端に弱い私はそれだけで気分が暗くなる。さらに追い打ちをかけるように台風1号の気圧の影響も受け、連日頭痛薬が手放せない。

ここ数日、本の整理を進めたくて、今本棚に出してはいない手放せない本をつまみ読みしている。
読み返せばやっぱり手放せない・・という本ばかりなのだが、読んだ際に電子書籍があるかどうかを確認してみる。
電子書籍がある場合は、思い切って手放すことにした。

昨晩と今朝は布団の中で、杉浦日向子のマンガを2冊。
読み返すと独特の空気感にあっという間に巻き取られてしまう。やっぱり良い。
こういう作品が描ける漫画家はもう出てこないのではないだろうか。とても稀有な存在だった。
確認したら、電子書籍は出ていないようなので、本棚へと本を出すことにした。

雨の音が弱まったので、くるみ(ミニチュアシュナウザー4歳)のトイレのためにご近所を一回り。
みんな、同じことを考えているようでいっせいに犬の散歩に出ている。
小雨のなか、トイレを済ませると、もう帰りたいと言うようにくるみが自宅の方にリードを引っ張るので、そのまま戻る。

土がぬかるんでいるときが、雑草を抜くチャンスとよく聞くので、くるみは玄関先の屋根のところで座らせ、私はそのまま雑草を抜く。
確かにこのほうが根っこからするりと引き抜ける。
それでもドクダミは全然抜けない。葉っぱがちぎれて、特有の甘い香りが漂うだけ。
軍手をしたついでに、庭のフキも少し抜き、料理に使うことにする。

朝食は、残り物の蕪と鶏ひき肉のそぼろ煮、小松菜と人参のナムルを食べたら、なんだか満足してしまってそこで終了。
お米はお昼に回すことにする。

朝ごはんの洗い物をしながら、冷蔵庫で塩をしておいた豚肉を取り出し、塩豚を茹でる。

小さいときから一日の中で、体調の良いときと悪いときの差が激しく、しかも具合の悪くなる時間帯も決まっていないので、そもそも嫌いな料理は調子のよいときにある程度やっておかないと、面倒なので何も食べずに寝る→ますます体力落ちる・・みたいなタことになりがちなので、ついでのときに一品作っておくというのが多い。
ぬか漬けとかゆで卵が常にあるのも、こういうエネルギーのなさをカバーするための、知恵みたいなもの。
自分でいうのも何だけれど、この年齢になってようやく自分の取り扱いがそれなりにうまくなってきたと思う。

コーチングのセッションを1つ終えてから、お風呂。
今日はお風呂をまじめに掃除する日なので、排水溝その他を全部拭き上げてから入浴。
この家の風呂場の床は古いのか全然カラリとせず水がたまりがちなので、以前に比べて床掃除の頻度が上がったし、床の周りにぐるりと排水溝が設置されていて、その上にプラスチックのすのこ的なものもあり、これも全部洗わないとならないので、前の家より掃除は大変になったけれど窓があって明るいし、手すりがついていてバリアフリーだったり何より浴室乾燥がついているのが嬉しい。

お風呂では、購入してなぜか途中になってしまっていた「スマートサイジング」というタイニーハウスに住みミニマムな暮らしをしている、ミニマリストの薦め的な本を読む。
金融機関に勤め、投資のアドバイザーをしながら、本人は借金だらけだったという女性の書いた本で面白い。

コーチングのセッションがもう1件。本日のコーチングはこれで終了。
顧問先から頼まれている大量の資料のレビューを1ポモドーロ。

あっという間にお昼になり、昨日作り残っていたトマトの炊き込みご飯をどんぶり一杯食べて、お昼ごはんにする。

こちらのレシピを見ながら、フキの葉のふりかけを作る

【ふきの葉の佃煮】ほろ苦さと香りを活かした美味しい佃煮の作り方

かなり苦味が強いので、山菜独特の苦味と香りが苦手な人には無理だと思う。好きな人はこれに炊きたての白ごはんとか最高だと思うけど。

午後は顧問先とのミーティングが2本。
それが終わると、エネルギーが枯渇しきっていることに気がつく
予定していた眼科は延期することに。

目覚まし時計をセットして、少しこたつで横になる。

30分ほど眠って、くるみ夕方の散歩。まだ小雨が降っているので、朝と同じにトイレのみ。

疲れ切ってしまったが、塩豚を茹でた汁をそのまま温めてスープに具材は、茹でた塩豚をスライスしたものと、白髪葱。
久しぶりに肉を食べて、生姜の入ったスープで温まったせいか、ちょっと元気になりそのまま、蕗の茎を混ぜた茶飯を炊くことにする。

ちゃんと洗い物も片付けて、よくやった自分!
自分ご褒美のために、今日はザ・ファブルを2巻購入して良いことにする。

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