PCとバカンス

休暇中である。
コーチングも、お引受けしている仕事も、すべてお休み。
娘(19歳)と二人で、バリ島のウブドに滞在している。

「すべてお休み」はウソ。
仕事用のノートPC、lenovo X200が一緒である。
出かける当初は、「え、仕事終わんない?PC持参?ヒサーン…」と思っていた。
荷物が重いのも嫌だし、旅先で仕事のことを考えるのもイヤってね。
ところが、やってみたら、なんだか気持が良い。

持ってきた仕事が私の好きなマーケティングの企画と、USとのプロジェクトマネジメントだからというのも多分あるだろう。
ヴィラにあるプールからはたっぷりと水の流れる音がして、その横で、一人ゆっくり考え事をしながら、そよぐ風を感じ、鮮やかな色の鳥と花を時折眺めてキーボードを叩くのはすこぶる楽しい。
自分が無味乾燥なビジネスをしているのではなく、ふくよかな音楽を自分の手から作り出しているような気分にすらなってくる。
自分の手から何かがで出ていくことがしみじみとうれしい。

うれしい理由は他にもある。
私がこうしてパチャパチャとキーボードを打っている間に、娘は大きなバスタブに浸かって、悠々と本を読んでいる。
彼女は彼女で楽しい時間を過ごしている。
子供が大人になるのって、素敵なことだ。大人同士の付き合いができることがこんなに嬉しいことだって、誰も教えてくれなかった。
そんなことが嬉しくて、私を微笑ませる。

それから、リモートで人を動かしているというのも楽しい。
「打てば響く」という言葉があるが、ビジネスの中で、人が動く場所を確実に打ち込んで響かせる仕事が私は好きだ。
何かを練って、その結果人が動くのが好きだとも言える。だからプロジェクトマネジメントとか、マーケティングの仕事が好きなのかもしれない。
(ちなみに、コーチングは人を動かすというよりは、人が自分自身で動くのを「待つ」、動いた時に後ろを支えるという感じなので、この二つはだいぶ離れている)

でも何と言っても今回一番感動したのは、そうか仕事は世界のどこにいてもできるのか、と実感できたこと。
こんなことWorldWideのチームで何年も仕事をしているんだから、当たり前なんだけれど、相手が世界にいるのと、自分が世界(日本の外という意味で)にいるので、全然実感が違う。
相手は外にいてあたりまえ。私は日本にいてあたりまえ…だったのが、私が外に出ている。そうか、そういうこともできるんだ。自分の選択肢はもう日本だけじゃなくてもいいんだな…としみじみそう思った。
まぁ、もちろん英語にだいぶ慣れたというのもある(上達はしないけれど)

都会のもやしっ子の代表みたいな私も、夫とAmazonがあれば、何とか田舎でも生きていけるかも・・・と10年前に思った。
今日は、インターネットがあって、PCがあれば海外で生きていけるかもと思った。
結構記念すべき日だと思う。
まぁ、そんなわけで楽しく仕事をちょこちょこしつつ、南の島での休暇を楽しんでいます。

ON/OFFの切り替えがうまい人とよく言いますが、私はONとOFFが混濁しているのが結構好きです。
実際にやってみないとわかんないことって、たくさんありますね。

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