面白くもおかしくもないダイエットの話(前編)

女友達と女性クライアントからダイエットの話をよく聞かれますので、ちょっとまとめておきます。

[現在の私]

44歳女性。身長159cm、現在の体重は47kg前後。(2015年現在)

[幼少期から30代半ばまで]

基本的にはかなりの痩せ型でした。
食事の量は決して少なくないし、お酒も人並みに呑みます…が、そういう体質なのか、太ることはありませんでした。
そういう体質なのかと単純に思っていました。20歳で子どもを出産後も太ることはなく、むしろ、体重が下がり過ぎることがときどきあり、42kg になると体力が落ちてフラフラになってしまうので、下がり過ぎないように気をつけていたぐらいです。
そんなこんなでダイエットと無縁でした。

ちなみにこの時期運動は一切しませんでした。
脂っこいもの、甘いものは昔も今もたくさんは食べられません。

[30代半ば]

突然、じわじわと太り始めました。この時53kgぐらいまで太り、これじゃ妊娠時に一番お腹が大きかった時と同じだわ…と急に焦り始めました。
当時流行りのインド系(?)の痩身エステサロンに20万以上ぐらいかけて通いました。かなりきついマッサージ(?)で痛いのですが、その場で1kgぐらい痩せます。

でも、行きつ戻りつでした。
結局は子宮頸がんになり、手術を受けて、しばらく在宅で仕事をしていたら、するすると痩せました。45kg〜47kgぐらいになりました。
エステと病気のどちらがが効果があったのかはイマイチわかりませんが、今考えると(後ほど詳細を述べますが…)、在宅勤務のおかげだったようです。

[30代後半]

と、一度痩せたのですが、仕事が忙しくなるとまた体重が増え始めました。
さらに、転職をしたら猛烈なストレスで、かなりひどい不眠症になってしまい、生活リズムが無茶苦茶になり、睡眠薬の副作用もすごいし、とにかく心身ともにものすごく疲れているので、歩くのもきついし、電車に乗るのも嫌。
必要最低限の移動のみ行い、移動もほぼほぼタクシー。
食事も食べる時間も量もムラがすごく、さらになぜかアイスクリームにはまってしまい、しょっちゅうアイスを食べてました。

で、とても会社勤めなんてできる体力も気力もなく、なし崩しに的にフリーになりましたが、一度壊した体調ってそうなかなか戻らないわけで、さすがに着る服がどんどんなくなってきて困りました。
で、痩身エステにまた行ってみたのですが、まぁ全然効果が出ない。

そもそもが痩せ型でほとんどダイエットの知識がないため、結構ネットであれこれ学びました。

試してみたこと

Mixiで友人と励まし合いながら1日1万歩。
→ウォーキングコースがつまらなくて、続きませんでした。

フィットネス+プール
→運動するとその後お腹が空いてしまって、ドカ食い。さらに、さっき運動したからいいよね…と食事に対して甘くなり意味がありませんでした。

ランニング
→膝が痛くなるのと、寒冷じんましんがひどくてこれも挫折。

炭水化物抜きダイエット
→炭水化物が好きすぎて、止めると猛烈にイライラして仕事にならない。さらに周囲にも当たり散らし、被害続出で止めました。

アイスだけは徐々に減らして何とか止めることができました。
何しろカロリーは高いし、血糖値がわーっと上がるので気分が良くなるため中毒になりやすい上に、身体を冷やすとますます痩せにくくなると恐ろしいことばかり…と、ネットで読んで、さすがに危機感を憶えました。

[40代]

41歳の春は59kgと人生最高体重をマーク。
一応これまた懲りずに痩身エステにいきましたが、今回はまったく効果なし。

あ、これ本格的にまずいわ…とかなり危機感を募らせる。生活そのものを立て直さないともう駄目だというのをようやく認める。

このあたりから、特にこれといって画期的なことはしていないのですが、仕事の会食が極端に減ったらストレスが急減したらしく、食欲のムラが減りました。
そもそも、仕事の会食というのが根本的に好きじゃない。人数の多い食事が嫌い。ランチはともかく晩御飯というのは、好きな人ともしくは好きな人達と少人数でゆっくり会話をしながら食べたいというのが根本にありまして。

基本的に家で決まった時間に食事をするようにして、ストレスの溜まるタイプの仕事を全部断ったら、気力も出てきて、家の中も片付いてきて、1ヶ月に1kgぐらいずつするするっと痩せてきました。

運動は基本的に、ドカ食いにつながるのでしませんでした、これは運動じゃありませんよ、エスカレータじゃなくて階段を登っているだけですよ、ちょっと早足で歩いているだけですよ、いつもよりもう1駅歩いているだけですよ…と、自分をごまかしつつ小刻みに身体を動かしたのが良かったみたい。
後は家事の時間が増えたことで、ももともと運動嫌いな私には、家事程度でも結構な運動になったようです。
で、睡眠薬も最も多い時期から半分ぐらいまで減薬できました。

そんなこんなで、43歳の春は51kgまで何とか体重が減ってきた。

ところが私がストレスが減る片側で、夫はどんどんストレスを溜めていき、どうも家の中がしっくりいかなくなったため、43歳の初夏に夫と別居。

それまで全面的に料理を担当していた夫がいなくなったことで、自分で料理をすることになりました。
夫が作っていた頃は20時晩御飯だったのですが、自分で作るので早い時には18時半には食べるようになりました。
そうすると寝る3時間前には何も食べないでいられる。

それから、買い物が面倒なので宅配野菜を頼むようになったら、献立が野菜中心になり、汁物が増え、もともとあまり好まない揚げ物はほとんど食べなくなりました。そもそも好きじゃないし、片付け面倒ですから作るわけがない。
子供の頃からの便秘が半年後には嘘のようになくなりました。

別居前の夫は、初期のアル中状態で、私が睡眠薬をのんで寝ているのを知っているにも関わらず、しょっちゅう夜中に起こしたり、せっかく家事ができる時間ができて、家の中も整頓し始めたら、なぜか夫は日に日にだらしなくなって家の中を散らかしまくるということに。
そんなこんなで相当ストレスを感じていたようで、43歳の初夏から別居したら、ストレスがなくなり、睡眠薬も撤廃。

で、43歳の秋には、体重は45kg〜47kgというのを行ったりきたりするようになり、現在に至ります。

ということで、ここまでお読みたいただくとわかりますが、一時痩身エステを使ったことはありますが、私の場合は、結局のところ生活全般の改善がダイエットとその維持につながっています。
画期的な方法はありませんでした。

でも、こんな即効性のないダイエットの話ってつまらないと思うので、この記事のタイトルは「面白くもおかしくもないダイエットの話」としました。

この話は長いので前編・後編に分けました。
後編は自分のダイエットと周囲のダイエットを見回してみて、つまらないダイエットのポイントをまとめてみたいと思います。

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