浮かばない絵

4時起床。
スズメがチュンチュンと鳴いているから、雨は降っていないのかも。

いただきもののティーバッグの梅麦茶を淹れる。
説明の難しい味だが、なんとなく癖になる味のお茶だ。

朝ごはんは、玄米を炊いて、銀鮭焼いて、昨日作っておいたベジブロスをベースに冷凍しておいたキノコ類と干したエノキでお味噌汁、干しエノキとベジブロスだから出汁をひかないでよくて楽ちん。そこにポチ(夫)が昨晩仕込んでおいてくれたゴボウの胡麻よごしを小鉢で出したら、それらしい朝ごはんになった。

先日、相談を受けた新しい顧問案件を断る旨を朝一番でメールする。
新サービスのマーケティングディレクションというような仕事なのだが、コロナで急激に落ち込んでいる市場に、その金額を払えるという絵が私にはどうやっても浮かばなかった。
もちろん、それなりのランディングページを作って、オンラインイベントなりをやって、広告出稿して、個別に営業をかけて‥というので拾えるものもあるとは思うのだが、根本的にその市場で、今現在必要とされているサービスとは感じられない。

市場回復を待つだけでなく、こんなときこそ先行投資‥というフレーズもありだが、あまりに市場が悪すぎてキャッシュがないだろうし、まずは人件費を筆頭に月々のランニングコストをどう下げるか、もしくはビジネス形態を変えるかのほうにどこも注力している。

では、サービス価格をとにかく押さえて、まずは市場獲得で細かい案件を取っていくか‥、でもそのリソースがない。
サービス説明に、これは面白い着眼点だ!というのがあれば、ベンチャーキャピタルと話をして、増資して規模拡大というのもなくはないが、この案でそrは厳しいだろう。

それでも顧問契約を結べば、成果に関係なく、私にはその期間は月額数十万入ってくるのだが、さすがに何のアイデアも浮かばないし、ピポットを検討する段階でもまだなさそうだから、役に立てることはまずないだろう。

新規ビジネスの構想作りの段階だったら、もうちょっと役立てだと思うのだが。
自分が役に立たないとわかっている仕事をするのは、相手に申し訳ないのもあるが、自分も苦痛なのでこちらはお断りするしかなかった。
来年50歳になる私には、苦痛な仕事をする時間など残っていないのだ。

もちろん、私としては、私の市場の見方が間違っていて、このサービスが軌道に乗って、「うーん、若い人たちの発想と企画はスゴイ!私には思いつかなかった‥」というのを見てみたい、本当に。

逆に言うと、ちょっと話を聞いただけで、「それイケるな!」と思うタイプの新規ビジネスの企画もある。
こういうときは、ものすごくこちらもアイデアが溢れ出て、喋るのももどかしい感じで、身体も熱くなる。
本日、コーチングで聞いた話はまさにこちらのケースだった。
ま、色々ある。

今日もコーチングだ、Zoom打ち合わせだと色々あったけれど、17時には終了して、お風呂。
お風呂の中では、毎日1話読むことにしている読書会でオススメしてもらった「ビアバー 香菜里屋」を舞台にした連作短編を読む。
今日は2冊めの「桜宵」を読了。

お風呂が終わればすべての仕事は終了。
あとは洗濯物を畳むぐらい。ポチはくるみ(ミニチュアシュナウザー)と散歩に出掛けたので、私はニーチェアで図書館から借りてきたポール・オースターの「サンセット・パーク」を読む。

新聞の書評欄で知り、取り寄せた本。
翻訳小説は、背景が違うせいか、日本の小説のようにすんなり飲み込めないことが多いので、少しエネルギーがいるのだけれど、読みはじめて物語の世界に入り込むと、普段の景色とは全然違うものが見えてきて、いつまでたっても記憶に残ることが多い気がする。

通勤の細切れ時間などはなかなか読めず、最低25分は読みたい。今のような生活だとその25分の捻出がそう難しくなくできて嬉しい。

入浴後から、夕食が出てくるまでの1時間ぐらいの間に、ニーチェアに座って好きな本を読むのが、今、一番好きな時間かもしれない。

夕方、例によって働き過ぎで体調不良の友人としばしメッセージをやり取り。
在宅勤務というのは、自分で仕組みをきちんと作り上げないと邪魔が入らず集中力が上がるし、移動がない分体力の限界がよく見えなくなるし、仕事をする時間も増えるので、引き受け過ぎにつながりやすい。

私も外資系企業の社員で在宅をしていた30代のときは、トイレに行くの忘れて膀胱炎になったり、食事をするのを忘れて貧血おこしたり何度か経験している。

今週はもっとこまめに休憩を取るぞとか、曖昧な精神力に期待しているとなかなか改善できない。
仕事ができる人のご褒美は、新たな仕事が降ってくることだから。

最近つくづく思うけれど、これから頑張ろう!みたいな精神力に頼るというのは、一番失敗しやすいやり方かも知れない、何事も。
家庭の些細なもめごとも、最近は「これから気をつけよう」ではなくて、どう仕組みを変えるかという話をするようになった。
もっと若いうちに、このことに気がついていたら、随分違う人生だったろうな‥と思う。                    

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