逗子日記:二〇二三年九月 鶺鴒鳴 (せきれいなく)

4時起床。
20年近く前からお付き合いのあるお客様に、ビジネスコラム(みたいなの?)を書いて欲しいという、たざっくりオーダーをいただき、とりあえず書き始めてみる。
最低月一回でということだったけれど、書き始めてみるとわりとこのテーマなら、量が書けそう。
3回ぐらいに分けて納品できそうな気がする。
とはいえ、そうなると私の場合、一旦全部書かないと整合性取れなくなることが予想される。
まぁとりあえず、ざくざく書いてから考えよう。

朝7時半からオンラインの打ち合わせがあるので、朝一番でメイクをする(米国東海岸のメンバーが入ると時間調整が途端にややこしくなる)。
夏の間、朝の散歩の時間は4時スタートなので、メイクなどする暇もなく、日焼け止め+眼鏡+帽子で誤魔化していた。
メイクの時間の問題もあるが、そもそも私は視力が0.1以下のため、コンタクトレンズがないとメイクができない。
朝4時前からコンタクトレンズを入れると、装着時間を10時間ぐらい収めるのを基本にしているので、色々と活動に支障がでる。

最近だいぶ遠近両用メガネにも慣れてきたので、散歩後は必要のあるときだけコンタクトレンズを入れて、メイクをしていた。
大体の場合はオンラインの打ち合わせは昼過ぎから入るので、昼食後にぼちぼちとメイクをするのがここ最近。

今朝は時間がないので、先にメイクをしてから犬と散歩。
朝一番でコンタクトレンズを入れて、ちゃんとメイクをしていれば、その後メガネに替えて、コンタクトレンズの装用時間を減らすことができることに今朝初めて気づいた。
なんでこんな簡単なことに気がつかなかったのだろう…。

今朝は涼しかったので、数カ月ぶりにラジオ体操に参加。
海の家は解体されたけれど、資材がまだ片付いていないので、微妙に砂浜が狭い。

打ち合わせを終えて、レタスとハムのスープ、玄米チャーハンを作って食べる。
玄米チャーハンの具材は、しらす、庭で取れた梅を醤油につけてカリカリ梅にしたもの、これに紫蘇をのせて。
久しぶりにカリカリ梅を使ったら、カリカリじゃなくて醤油味の梅干しみたいになっていて、まぁこれはこれでアリだけれど、いったいどうしてこうなった?

昨年はピンクの白粉花(おしろいばな)しか咲かなかったが、今年は白い白粉花が梅の脇に咲きだした。
どこかから、種が飛んできたのだろうか。
彼岸花(ひがんばな:曼珠沙華)の種もどこかに落ちていて、今年は咲いたりしないかな。
ご近所のあちこちで昨年咲いているのを見かけたのでちょっと期待。

家事を片付け、たまっている細かいタスクをリストに応じて上から順々に片付けているうちに義母のところに泊まっていた夫帰宅。
このところ、夫の予定がコロコロ変わりすぎて、予定の直前変更が苦手な私にはだいぶストレス。
家事やタスクには、夫が不在の時にやりたいもの‥みたいなのが、うっすらとあって、そのあたりの計画がズレてくるのが多分嫌なのだと思う。
その後に、3連休出張だと言っていたのに、連休で宿が取れなかったから一泊二日と言われて、その場で大きなため息をつきそうになった。(3連休なんて、ずっと前からわかっているよね…)
最初から一泊二日ならそれはそれで嬉しいんだけれどねぇ。
夫は、私が急に予定を変更し帰宅しても、ストレスにならず、むしろ一人じゃないのが嬉しいというタイプなので、私のストレスが理解できない様子。やれやれ。

なんて考えていたら、その後に遠隔地に暮らす友人とのZoomで、全く同じことを友人が話していて、なんだか笑えた。
こういうのって一緒に笑える人がいるだけで、だいぶスッキリするものだ。

お風呂でのんびり、「小さな声、光る棚 新刊書店Titleの日常」を読む。

この本の著者である辻山良雄さんは、荻窪にあるTitleという新刊本を扱う本屋さんだ。Titleさんには実は東京に住んでいた頃、一度だけ伺ったことがある。
その時の記事が以下のもの。

「庭とエスキース」&「弁造さんのエスキース展」

このところ、大学の卒帳制作の参考に、大型書店ではなく個人で新たに本屋を営む人たちの本をあれこれ読んでいる。
様々な地域でこういう本屋さんが増えているようだ。

何冊か読んでいると、店主の皆さんはあたりまえのように、本をたくさん読む人ばかりだが、文章の上手さには随分と差があるようだ。
前半は、お世話になった関係者の話が多くて、あまり気持ちに入ってこなかったが(この手の本屋さんの本はこういう話がとても多い)、後半はご自身の話が多く、特にコロナ禍の緊急事態宣言中に町で本屋を開けるか、閉めるかの話などは当時の空気感をリアルに思い出し、印象深かった。

非常時に人はいま必要な情報を求める一方で、大声で脅かさず不安をあおりたてることもしない、心を鎮めることばを必要とする。彼女は騒がしい状況から身を護るため、おまもりのようにその本を傍に置きたかったのではないかと想像した。

「小さな声、光る棚 新刊書店Titleの日常」

昨年同時期

逗子日記:二〇二二年九月 鶺鴒鳴 (せきれいなく)

今年はまだ暑すぎて、単衣でも着物を着るのはツラいかな。
娘夫婦の店は、去年もこの時期がお休みだったようだ。
今回は金沢で色んなお店を回っている様子。
SNS投稿を見ていると、お天気にも恵まれ楽しく過ごしているようだ。

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