はじめの一歩を踏み出そう

久しぶりに本を読む気力と時間が戻ってきたので、あれこれまとめて東京堂書店で購入してきたのだが、うーん、文章読解力が著しく落ちているような気がする。そうか、そういう能力は活用していないと落ちるものなのか?

軽いものだけ(中身も量も)読んでいると、ちょっとした我慢ができなくなる。本を読むのが面倒くさくなる。
その本自体がダメなのか、それとも本を読んでいる自分がダメなのか、いまひとつわからなくなる。
読むスピードもものすごく落ちる。

軽い物からまた始めて、またスピードと読解力を上げれば良いのであるが、軽いものというのは何度も読むに耐えうる本ではないことがほとんどなので、スペースが狭い我が家では処分されていることが多い。

そんななか自分の本棚を物色していて出てきたのが「はじめの一歩を踏み出そう」。

初めて読んだ時に、驚愕した。(持っているのはちなみに初版だった)
えー、こんなわかりやすい文章でビジネスの秘訣全部暴露しちゃうのか。なんか自分のキャリアやスキルが「振り出し」に戻った気がした。だって、仕事の中で一つ一つ遠回りをしながら、獲得してきたつもりのそれらのことがこの本には全て書いてあったので、

とにかく読みやすくわかりやすい、そして今読んでみてもそれほど内容も古びていないのである。もちろん、2003年初版なので、ソーシャルマーケティングもないし、セールスフォースドットコムもないのであるが、ビジネスの基礎は全部含まれている。

一人の女性が始めたパイのお店を、どうビジネスとして軌道に乗せるかというストーリーをベースに語られている。ストーリ性があるのでとても読みやすい

日本人はマニュアルが好きで、嫌いだから、その点で好き嫌いは別れるかもしれない。
日本のマニュアルは作り込み過ぎてあまり機能しないのと、作り込み過ぎの結果として、その後の改訂プロセスが著しく面倒なので、すぐにダメになってしまうことが多いけれど、マニュアルは本来自分の仕事を他人に任せるためのものだと思う。
マニュアルを作ると自分がクビになる可能性が高まることもあるため、絶対作らない人も部署もあるけれど、どっちにしてもそれでは個人の判断待ちが多過ぎて、現代のビジネススピードに合わなくなり、いずれその部署も人もいなくなるだろうと思う。

マニュアルと言うと、ではマニュアル以外のサービスは一切しない…という風に捉えられ、弊害があると思っている人も日本ではかなり多いようだけれど、きちんとしたマニュアルというものはマニュアル以外の事例が発生したときに、どういう風にすればいいかと言うことも必ず書いてあり、また例外発生を如何に次回以降マニュアル化するかのプロセスも決まっている。
どっちにしても、誰がやってもある程度均一レベルでサービス提供できなれば、そのビジネスは伸びない。
(まぁ、このマニュアル作りも、それ自体がミッションみたいになってくる人がいると、なんだかわからなくなってくるケースも多々あるのだが)

書店にはビジネスを学ぶにあたり、MBAの本があれこれ並んでいるが、ファイナンスとか、マーケティングの個別の本を読んでもビジネスの全体像が見えないと思うので、まずはこの本を入門書にその後に個別に興味ある部分から読むと良いと思うのだが。どうだろう?

「はじめの一歩を踏み出そう」を読んで結構忘れていたことも思い出された、そうだあの本もう一回読めばいいのか!というのが見えてきて、良い刺激になったし、なんだか勢いもついた。
起業という意気込んだ言葉より、スモールビジネスをスタートするって感じがまた心地良いのだと思う。

最近、このような長いこと繰り返し読んでも発見がある本にあまり出会えていない気がする。アンテナの張り方が悪いのか?それとも世の中一般にそうなのだろうか?

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