上京日記:二〇二一年十二月某日

本日は通院のため、東京へ。ついでにまとめて買い物をしてくることにする。
仕事以外の目的で東京に出るのも久しぶりのような気がする。

朝から寒い雨が降る。
8時過ぎの電車に乗るので、それなりに乗客がいる。逗子駅のロータリーは家族を車で送ってくる人が多いのか、微妙に混み合っている。

朝一番で以前暮らしていた最寄り駅の錦糸町へ。
途中の、東京駅や三越前などでの買い物も検討したけれど、10時に開いているのが錦糸町駅らがーるとそごう(現在のアルカキット)だったので、こちらが一番時間が使えそうだったので。

見たいお店は、ZARA、UNIQLO、無印良品、GAP。
もちろんどれも逗子にはない。
GAPだけ、駅の南側にある丸井の中にあるので反対側で10時半開店のため、まずは北口改札を出てすぐのZARAへ。
ここの合成レザーの黒のロングスカートは、数年前に購入したものでかなり重宝している。同じレザーのロングタイトのスカートがあって、スリットが深いのがちょっと気になるが、合わせやすいし・・と思って即決。

丈の短い、トータルネックのニットを黒と白、色違いで購入。試着もしたけれど店内にいたのは15分ぐらいだろうか。

アルカキットに移動すると、雨はもう止んでいた。
無印良品のニットは、UNIQLOよりも毛玉ができやすいので却下。その他に欲しいと思えるようなものはなかった。
ついでにGUもざっと見るけれど、欲しい物なし。そもそもGUっていつも見るけれど、買ったことない気がする。

UNIQLOでニットを購入するつもりだったけれど、すでにZARAで購入したのと欲しい色はサイズがない状態だったのでニットはパス。
アシンメトリーなデザインのあたたかそうな赤いスカートは可愛かったけれど、試着してみるとアシンメトリーってどうも気分が落ち着かない。
最終的にはヒートテックウルトラストレッチハイライズレギンスパンツの黒と茶を購入する。
これで手元にある色褪せてしまったGAPの黒デニムを処分できる。

GAPはそもそもパンツを見に行く予定だったので、UNIQLOで買い物した時点でGAPは中止。
めちゃくちゃ買い物した感じで満足だけれど、全部合わせて2万円していない。
買い物って、高いものを買うよりも、たくさん商品を買う方が満足度高いのかも。
でも、こういう買い物は逗子ではできない。
そういえば、ネットの買い物は、いくつ買ってもこういう満足度はないな・・などと考えながら、総武線の窓から隅田川を眺め、あ、半蔵門線乗るつもりだったのに…と思い出す。
予定では半蔵門線で神保町に出て、お気に入りの店でランチを食べて病院の予定だったのだ。

仕方なくそのまま御茶ノ水まで出て、そこから病院に直行。
お昼は病院の後に行くバーで食べることにする。

病院の待ち時間に、スマホでスケジュールとタスクの整理をして、さらに今日洋服を購入した分、何が減らせるかをリストにする
スーツ類はジャケット数枚を残して全部処分かな。もう形が古くて無理だろう。
都内に暮らしていれば、スーツ無いとまずい!と思うと、即買いに行けたけれど、逗子だとそういうのができないので、ついつい残してしまっているけれど、転居して1年半たってそんな場面もないことがわかった。
45リットルのゴミ袋1枚ぐらにリサイクルに出せそうな量がありそう。

病院を終えると、バーの営業開始まで時間があったので、AssistOnに立ち寄り気になっていたキーボードKeychronのK-2を試す。

今のHHKBもいいのだけれど、K-2のApple純正キーボードと同じMacキーレイアウトというのはかなりそそる。その上、Wirelessだけでなく有線接続ができるのがいい。
HHKBは最近のものはWirelessのものばかりで、どうにも食指が動かない。老眼が進んで黒のキーボードに黒の刻印というのも格好いいのだが、辛くなってきた。

実際のキータッチを体験すると、自分が思っていたものとだいぶ違っていた。
こういうのをパパっと試せるとかってやっぱり、逗子だとかなり面倒。
都内は便利だ。

キーボードはプラスチックとアルミフレームがあって、結局アルミフレームの茶軸を購入。

買い物しすぎてお上りさん状態で、オールドマンズテーラーのLLサイズのトートバッグがもうパンパンな上に、キーボードの紙袋を持って再び総武線。

内房線が強風で、運転に影響が出ているらしい。
逗子もかなり強風の日があるけれど、不思議と風の影響で遅延とか聞かない気がする。千葉はしょっちゅう聞いたけれど、どちらも海がある神奈川と千葉で何がちがうんだろう?

以前暮らしていた亀戸のバーに行き、15時から店主とワインを呑みあれこれ双方の近況報告をしあう。
夕方には以前からよく顔を合わせている常連さんたちが仕事を終えてやってきて、ここでまたも近況報告をしあって、お店を出る。
逗子でも顔見知りのお店はいくつかあるけれど、一人で呑んで常連さんたち同士で話すほど親しくしている場所はない。そもそも一人で呑むという機会がない。
もともと23区にいたときは、仕事で遅くなって自宅に晩ごはんない…とか、飲み会出てその後に自宅付近に戻って一人二次会で呑むというような感じだったので、コロナをきっかけにそういう機会がなくなってしまったのだ。

錦糸町駅から横須賀線で逗子まで一本で帰宅。爆睡して逗子駅につく。

逗子駅を見回すと、東京ってしみじみ多様性のある街なんだな・・と思う。
東京はどの時間でも老若男女国籍問わず、色んな人がいるけれど、逗子の人たちはみんな何かが似通っている。
ここには東京にある匿名性みたいなものもない気がする。
どっちも好きだけれど、どっちが自分にとってラクなんだろう?とちらりと考える。

改札を出たところで散歩ついでに、夫と犬が迎えにきてくれていて、風の強いなか「寒いね、寒いね」と言いながら一緒に帰る。

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