逗子日記:二〇二二年一一月 楓蔦黄 (もみじつたきばむ)

6時起床。
いつもより目が覚めるのが遅いのは、コロナワクチンの副反応のせいなのか?熱はさがったものの相変わらず左腕が痛くて、これ頭洗えるかしら?とちょっと不安になる。

中庭の石蕗(つわぶき)が黄色い花を咲かせた。

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二日酔い、ワクチン副反応と二日間、不調で家事も仕事も滞っている。まぁ、ぼちぼちと片付けていこう。

朝一番でトリミングのお迎えがあり、くるみ(ミニチュア・シュナウザー4歳)はお出かけ。
目の周りがあまりに鬱陶しそうなので、まつげを残しつつ周りを短くしてほしい、耳の毛の長さはできれば長い感じにしたい、でも耳と耳の間の頭のところのポヤポヤもちょっと短くしたい・・というリクエストをしたら、「うーん、そうなるとつながりが…」と言われたので、「という要望のもと、可愛くしてください」と言ったら、「まぁ、結局そういうことですよね」とニッコリされていてそのまま連れて行ってくれた。
この人の笑顔はとても素敵だといつも思う。

そういえば、ご近所にも犬の散歩でよくご一緒する笑顔の素敵なご夫妻がいて、私は特にその奥様のほうを見かけると「笑う門には福来たる」という言葉を思い出す。
都内で暮らしていたときに、キレイだな、格好いいなと思う人はたくさん見かけたけれど、笑顔が素敵だなと思った人はあまりいなかったかもしれない。

どちらもSNS投稿のような作られた表情じゃないところが、新鮮に感じられるというのもありそうだ。
SNSの笑顔の写真を見てこちらもつられて笑顔になるというのは、犬や子どもの投稿ぐらいしかないけれど、同世代でもあるこの方達の笑顔を見るとこちらもついニッコリしてしまうそんな笑顔だ。

今日はデニム地の着物に、紫を地にした縞の帯を角出しで、どちらも高いものではないが、これに合う帯締めと帯揚げを考えたら、高いものしかなくて、見る人が見たらチグハグなのかもしれない。
着ている側から見たら、着ていて気持ちが良いかどうかだけなんだけれど。

午前中はオンラインの会議が2件。
その後は私は作業系の仕事しかなく、夫(ポチ)は終日オンライン会議のようなので、仕事部屋を譲りアーロンチェアを夫に使ってもらう。私は居間のこたつで作業系の仕事をしたり、縁側で読書したりという感じ。

長いこと積ん読になっていたレヴィ・ストロースの「悲しき熱帯」。
娘から新書カバーサイズのブックカバーをもらったのをきっかけに読み始めた。
これ翻訳大変だったろうなぁと思う文章である。
原文はフランス語だったのだと思うけれど、翻訳ってその国の文化がどのぐらい日本に入っているかどうかで、随分と難しさが違うような気がしてきた。
日本にまったく馴染みのない文化や背景はとことん説明しないと伝わらないだろうし、それに該当する日本語が見つけられないというケースも多そうだ。
語学力はもちろんだけれど、文化的背景の知識とか日本語の語彙力、それから日本の文化レベルも把握しておかないと伝わらないものになってしまいそうだ。

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しばし中断してしまった大学の課題。今月出せないと、来年になってしまう。
絶対に一発で通るわけがないという自信があるので、今月出して再提出のアドバイスもらって来年出すという流れにしたいところ。もう丁寧に作り込むとか考え抜くとかのクリエイターモードの時期ではないので、仕事モードで逆算してどんどん作ってどんどん直して、締切きたらハイ提出。とりあえず最低条件は満たしています‥というもので。

とはいえ、どういうわけか私は課題に落ちたことがなく、再提出となったのは一度だけ。それは提出するファイル名の付け方を間違えていたというおマヌケなもの。
ひょっとしてスクーリング以外の独学の課題って、ほとんど落ちないのか?と思って大学の友人たちに聞くと、そうでもないという。クラスで講評などを見ている限り、クラスのワースト3に絶対入っているという自負があるんだけれどなぁ。
まぁ、もちろん合格してもスコア的には最低ランクではあるのだけれど。

本日のお楽しみ読書は、図書館から予約で回ってきた「先生、どうか皆の前でほめないで下さい: いい子症候群の若者たち」。

期待に違わずおもしろい。
そりゃそうだよね、と共感するのもあれば、「まぁ、そうだよね・・今の時代ははきっとね」と理解できることもあればば、「ええ、そんな風に感じるの?」などと驚くものもあり、どんどんページをめくってしまう本。

夕方は夫と一緒に犬の散歩に出かける。
犬の散歩に着物で行くときは、夏はたびりら、寒い時期はTHE NORTH FACEのスノーシューズ。
草履や下駄だと引っ張られたときに怖いので。

お散歩仲間に会う度に、着物着る機会ないわーと言われるが、この時代着物を着る機会を待ってたらほとんどないと思う。
ということで、着物を着たいなら普段に着て、ちょっと変人扱いされるのに慣れないと…。

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