逗子日記:二〇二三年五月 紅花栄 (べにばなさかう)

3時半に目が覚めて、もう一度眠ろうと思ったがうまく眠れず4時に起床する。

昨晩の22時ごろに送られてきていたチャット。
開いてみると新たな仕事依頼だが、どうやら助成金の種類が以前と違うもののようで、調べ物をしないと作業工数が読めない…、一方で納期は結構タイト。

前回依頼された案件は他の仕事と大学の課題の締切が重なってお断りしているので、今回はお引き受けしたいが、ちょっと内容を確認してから。
場合よっては納期を調整していただかないと厳しいかも。

仕事を優先することにして、朝のお散歩は夫に頼むことにする。

夫とくるみ(ミニチュア・シュナウザー5歳)が散歩の間に、朝食作り。
今日は久しぶりに白米を炊く、味噌汁は干したえのき、油揚げ、長ネギ、ぬか漬けはラディッシュ、お魚は酒粕につけたカンパチをフライパンで焼く(グリルだと重くて身が崩れてしまう)。

このところ、夫が仕事の関係で朝食を食べないことが多く、そういう日は私も残り物や、ホットサンドやらで済ませてしまう。
逆に夫がいて、朝食を食べていくときはお魚がゴージャスになっている。これまで週7日、毎朝一緒に食べていたときは、スーパーや安い方のお魚屋さんで干物や切り身を調達していたが、半分になれば、その予算で高いほうのお魚屋を使うようになり、朝食の満足度はかなり上がっている。
何を買っても美味しいお魚屋さんが近所にあるって、生活の質が上がる。

今日はガス屋さんがガスメーターを検針に来る日なので、カーテンを締めておく。くるみが見つけるとワンワンうるさいので。
ガスの検針をして、その場で支払いの明細をポストに入れておくってやり方は、IoTの世界になっても止められないのか、なんだかんだシステム刷新するよりも、まだ人に委託するほうが安いのかな。

今日はシーツ交換もしたので、洗濯機を2度回す。
二槽式洗濯機だから数分ごとに水を溜めたり、止めたり、排水したり、脱水槽に洗濯物を移したり、この数分の合間に家事をするというのもすっかり慣れてきた。

今朝依頼された仕事の詳細をチェックすると、お客様へのヒアリングが40%ぐらいしかできていない。
これで、引き受けると私のほうで相当やり取りに時間を割くことになり、ご提示いただいている金額ではとても引き受けられないので、辞退する。
一応、ヒアリングの足りていない部分については、まとめてリストにして送っておく。

こういうヒアリング内容が足りていない依頼は結構多くて、最近はヒアリングもセットでやってください‥と言われることも増えた。このほうが私としては単価倍以上になるし、中間を入れないことで余計なアイドリング時間もなくなり、余分な作業工数やミスも減らせるので有り難い。

別案件を抱えていなければ、ヒアリングのやり直しから提案したけれど、顧問で入っている別案件が微妙に大きく動きそうなので、今回は静かに辞退することに。

図書館で借りてみたものの、期限内に読み終えることができない「頭 手 心 偏った能力主義への挑戦と必要不可欠な 仕事の未来」。

結局買う羽目になり、本日到着。
Kindleだと1170ポイントつくらしいけれど、とてもこの手の本は、私は電子版では消化できない。

まぁ、この手の本については図書館で全部読み切れると最初から思っておらず、時間をかけて中身をチェックし、買う必要があるか確認するために図書館から借りているケースが多い。

一日全く引き込まっていたので、犬の散歩に夫と出る。
今晩は4年ぶりに逗子海岸で花火大会があるので、コインパーキングはどこも満車。
海岸側は人が多いので、山側を歩く。

犬の散歩での顔見知りの人たちは、犬が花火を怖がるので連れて行かないという人が多いが、中には家の中にいても犬のパニックがひどいので、音の聞こえないエリアまで犬と避難するという方も結構いる。

逗子の花火大会は、私達がこちらに越してきてからずっとコロナの影響とスポンサー問題(これは噂)で、中止されていて、我が家は今年初なのだが、昨年のシークレット花火で、くるみも花火が駄目だということがわかったので、私と自宅に引きこもり。
夫は犬の散歩仲間の人たちと、朝から席を準備し、揚げパスタとピンチョス、それにもちろんアルコール類を持参して出かけていった。

花火が始まる直前に大きめの長い地震があって少し心配したが、そのうち花火の打ち上がる音が始まった。
今の家は、海岸まで10分掛からないというロケーションなので、とにかく音がすごくて家も揺れるほど。
くるみは完全に固まって目を開いてじーっとお座りしている。
まるで、「こんなに良い子にしてるんだから、もう終わるよね‥」という感じだ。

前に飼っていたヨーキーのチャムなら、すぐに抱っこしてくれと飛びついてきただろう。

とはいえ、くるみも私が立ち上がるとくっついてくるし、立って抱っこしているると振動が直接こないせいか、少し安心するようだ。

来年は避難させたいが、車の運転できない私には難しい。
夫は楽しかったようで、きっとまた来年も行きたいと言い出しそうだ。
この人のそういうところが、女性と続かないんだろうなぁ、自分のやりたいことがあると我慢できない…。
そういうところが、自分と似ているところでもあるので(やりたいことの「方向性はだいぶ違うが)、あまり文句も言えないのだが。

昨年同時期

逗子日記:二〇二二年五月 紅花栄 (べにばなさかう)

この時、謎だった花の蕾は後にアガパンサスという名前だとわかる。
今年も蕾がニョキニョキ大きくなっている。
紫陽花も少しずつ花をつけ始めているのだが、どういうわけか今年は紫蘭が全く蕾ができず、つまり花も咲かなかった。それらしい葉っぱはたくさん出たのだけれど。

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