逗子暮し始まる。

この世に生まれてきてから住居はずっと江東区。
妹も同じような感じだ。
転勤も留学も縁がないまま49歳となり、今の夫も江東区出身。

そんな自分が逗子に越してきて、3日目の朝を迎えた。
ついでにいうなら、集合住宅しか暮したことのない私が、今回借りているのは貸家で、3階には屋根裏部屋(ロフト?)なるものもある(収納スペースとなりそうな場所だが、ものすごく熱くて現実的でではないことがすぐに判明)

きっかけは、娘夫妻がこちらに転居してきたことだ。
何度か逗子の町を見ていたら、鎌倉よりもずっと庶民的で個人店が多く、緑も多かった。
ちょうどポチ(夫)もリモートワークが増えてきて、物件をいくつか見ていたら、すっかりその気になり、こうなった。

予想はしていたが、引っ越し初日はお互い疲れていることもあり、大喧嘩となる。
とは言え、生産者直売所でお野菜を買ったら、ものすごくオマケしてもらったり、商店街の買い物も楽しく、いい感じだった。

翌朝はまだダンボールだらけ。
ポチとくるみ(ミニチュア・シュナウザー 2歳)は逗子海岸にお散歩へ。随分といろんな種類の犬種がいるようだ。
朝の海岸は、いろんなゴミが漂着していて、スゴイことになっているらしい。

とりあえず、少し食器も出てきたので、逗子駅すぐのところのパン屋さんで買ったソフトフランスパンにバターと蜂蜜、それにコーヒーを淹れて簡単な朝ごはん。
このパンがとても美味しくて、ここから機嫌が2人ともかなり良くなってくる。

ポチは車通勤初日のため、時間が読めないので早めに出社。

私はひたすら段ボールを開けては、片付け。

間取り図を見るとものすごく収納スペースが多いのだが、これがもう奥に深いし、高さは高いし、身長2メートルぐらいないと使いこなせないのでは?というものであったり、脱衣所やトイレには全く収納がなかったりと、どうしてこうなる?の連発である。

建売で5千数百万ぐらいの物件だったようだけれど、造りが雑だなぁと唖然とする。土地代も考えると上モノはそうなるのだろうか?
雑な造りを見つけるたびに、家を買うのも難しいし、造るのはもっと難しいのだろうとしみじみ思う。
ついつい大学の勉強と合わせて考えしまうが、こんなに考えどころの多いものを造るなんて想像しただけでクラクラしてくる。

狭いスペースで階段だから、階段は急だし、マンションと違って動線がキツイ。1階で洗濯して、それを持って上に上がり干して、そしてそれを取り込んで畳んで1階の部屋にしまう。
雨の日は、ベランダにまったく屋根が掛かっていないので、外には全く干せないし、浴室乾燥もない。

極めつけは、どうもこの家一帯は大きな地主さんが、土地を切り売りして販売したらしく、同じ住所の人がやたらに多いということだ。
多分、元の地主さんのころは、「逗子1-2-3」みたいな感じだったのだと思うが、それがいくつかに分割されてしまうと、「逗子1-2-4」「逗子1-2-5」というようなこともできないのだろう、既にその住所はきっとどこかの家に割り当てられているわけだし、ということで、まだ表札もポストも用意できていない我が家では何も届かないことになってしまうわけ。
集合住宅だとありえないことなんで、これはかなり驚いた。

ということで、まぁ他にも色々と困ったことや戸惑うことが多い。

とは言え、それを上回るものがある。

それはとにかく自然に癒やされまくるのだ。

仕事部屋にしている部屋の大きな窓から、裏のやたらに広い家の木々が見える。手入れが追いつかないようで雑木林化しているのだが、ここにすごくキレイな大きな蝶がやってきたりする。

パッとPCから視線を上げたときに、洗い物をしながら窓越しに緑が見えるというのはビックリするほど、気持ちを明るくのんびりさせるものだということを知った。
鳥の声も虫の声もたくさん聞こえて、とても静か。

よく温泉などに泊まりに行くと、周囲がすごく静かでぐっすり深く眠れるが、かなりそれに近い感じでものすごく深く眠れる。そして、今までそれほど良く眠れていなかったのかと初めて気づく。

以前の暮らしだと、時間に余裕があるはずなのに、ボーッとしてお茶を飲むというのができそうでできなくて、お茶を飲みながら、スマホやパソコンで何かを見たり、本を読んだりという感じだったが、ここでは何もいらない感じでただただひたすらボーッとしてしまう。
スマホ中毒のポチですら、スマホを触る時間が激減している。

引っ越し初日に横須賀線の中でKindleで本を読んでいて、ふと「私の生活からKindleをなくしたらどうなるんだろう?」と考えた。このところ、Kindleでやたらに本を買ってしまうのも少し気になっていたのもあるだろう。
読み終わっていないのに似たような本を何冊も買ってしまっている。
これはこれで何かのストレス解消だったり、依存症的なものかな?と思うのだ。

それから大学でデザインの勉強をしていると、タイポグラフィとか装丁とかはやっぱりかなり重要で、Kindleにはそれを見る機会がまったくない。そういう意味で、デザインセンスみたいなものが全く磨かれないというのがある。

少し前に御茶ノ水で書店巡りをして、やっぱり本屋さんで本は買いたいな‥と思ったのもあり、こちらでは漫画以外は、近所の本屋さんに取り寄せをお願いしようかな‥と思っている。

今回の引っ越しの大きなテーマに仕事専用部屋を用意するというのがあって、そこも少しずつ整ってきたが、どうもデジタルものを触る気力がとても減ってしまていて、これはこれでどうなんだろうな‥?と思わなくもない。

以前紹介した「マニャーナの法則」という本のキャッチフレーズが「「仕事は明日!」でうまくいく」だったが、何でも「まぁ、明日でいいか‥」となりそうでちょっと怖いかも

昨晩は、私が晩ごはん作り。

リビングに照明がまだないので薄暗がりの中で、結婚祝いでいただいたロマンチックなキャンドルをつけながら、諏訪泉の満天星そら(生酒)を呑みながら、夏野菜料理を楽しむ。

ゴーヤと豚こまの塩炒め
モロヘイヤのおひたし
空芯菜の炒めもの
おぼろ豆腐

ロマンチックなキャンドルからは、石鹸のような素敵な香りがするのだが、これがまた全く食事に合わず…。
週末はとりあえず照明買わないとなぁ…。

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