逗子日記:二〇二三年八月 綿柎開 (わたのはなしべひらく)

朝一番で体重を測ると47kgに戻っていて、体脂肪率は上がっていない。いい感じだ。


5時前から犬の散歩スタート。
大気が不安定で、7時から雨が降るような天気予報が出ている。
6時すぎに帰宅。
歩数計を見ると6300歩を超えている。

夫が昼過ぎまで家にいるというので、車を出してもらって、外の用事を片付ける。

郵便局に立ち寄り、図書館で予約の本を引き取り、葉山のスーパーマーケットで食材を仕入れ、一旦帰宅し食材を片付け。

そこからまた、産婦人科医院への送迎をしてもらい、子宮頸がん検診を受けてくる。
この病院では「ファミリー入院」という制度ができたようで、お産の際に夫婦で入院して、出産後の育児を夫婦で病院から始めたり、上の子供を面倒見る人がいない場合、子供と一緒に入院しお産することができるそうだ。
これは随分と助かる人が多いだろう。

娘の出産時に、日本の出産は、実家の母親がサポートするという里帰り出産がまだまだ前提だということに気づいた。
現在のようにある程度の年齢でも仕事をしている女性も多いし、むしろある程度の年齢になったからこそ、育児が終わって仕事をしている女性も多いだろう。
娘や嫁のの出産でパートにせよ、正社員にせよ、長いこと休みを取って、若い夫婦の家事と出産と育児を手伝うというのは結構難しいのではないかと感じていた。
そもそも晩婚化が進むと親側の体力の問題もかなり大きい。

逗子は町がコンパクトで大体の用事は歩いて済ませられ、車が運転できなくても暮らせるという点を気に入っているのだけれど、今年のような暑さでは、車がないと近場の外出すらキツい〜となっている。

若い頃は、今の環境の延長線上でぼんやりとした人生計画をたてるけれど、自然環境すら数年前と変わってくる現在、景気、政治、その他、自身の健康や人間関係など、安定した足場なんていうのは実は幻想なんだと最近よく考える。
そう考えると、あんまり先の心配をしてもしょうがないので、その場その場を楽しむのが一番なのか。

ふと、歩数計を見ると、7100歩となっていて、スーパーだの病院だのあちこち行っても車だとほとんど歩かないことに気づく。

若い頃、初めてシリコンバレーに出張したときに、オフィスビル間の移動も車で行い、オフィスのカフェテリアでは、ダイエットのためにサラダしか食べず、さらには朝一でスポーツジムに通っているという話をなどを聞いて、「だったら歩こうよ」と口に出しそうになったことを思い出す。

車社会でオフィス側の道を歩く人などいなくて、私がオフィスの移動に歩こうとしたら、「ものすごく貧乏な人だと思われるから止めなさい」と真顔で止められた。

夫は義母の様子を見に今日は泊まり、そのまま明日は千葉の奥で仕事をしてくると出かけていったので、出ていくなり昼寝。気圧の影響なのか朝からどうも頭が動かない。


40分ぐらい寝ていたようなので、気圧のせいなのか、暑いなか車とはいえウロウロしたからなのか、調子はよくなさそう。
いつもなら、25分ぐらい寝ると自然に目覚める。

念のため、補中益気湯をお湯で飲んでおく。
Twitter(Xと書くべきなんだろうが、ピンとこないので)を見ていると、この漢方はコロナ後の怠さにも効くようなことが書いてある。

隔週毎の1on1ミーティング。
そもそも話す内容あったかな?と思いながら出ると、案の定先方にアジェンダはなく、夏休み家族と出かけて楽しかったーみたいな話を聞いて終了。
まぁ、いいけどね。
いつも思うがフィリピンの家族って、3世代ぐらいで仲良く旅行行ったりするのがわりと普通みたいで日本とだいぶ違う感じ。
そういう話を聞いているのは結構面白い。

プレーンヨーグルトに自家製の梅シロップをかけて、おやつ。

今日は娘夫婦のお店は定休日。
私も以前一緒に行った美味しい鰻屋さんに行っているのがInstagramに上がっていて、ふと見ると私の2番めの夫(娘の育ての父親っていうのかな)が一緒だった様子。
孫と手をつないでいる様子があがっている。
暮らしている場所が離れていることもあり、孫に会える機会も少ないだろうから、娘たちがこうして積極的に会う機会を作ってくれるのは本当に有り難いし、安心する。

ご近所さんと犬の散歩でクラゲ談義。
クラゲに刺されたら、水で洗い流して、次は身体についたクラゲの触手を取るらしいのだが、手では触っていけないので、ガムテープなどでベタベタ取る話などを聞いてきた。
こういうのって、海の近くで暮らしたい〜、ぐらいで移住すると、知らない人たくさんいそう。
触っちゃいけない貝とか、死んでいても毒のあるクラゲとか私もこちらに暮らすまで全然知らなかった。
もともとマリンスポーツとかしている人なら知っているのかな。
移住者の人向けのハンドブックみたいなのに情報として入れてほしい。

ゆるゆると仕事をしていたら、大学の学習相談会のZoomに入るのを忘れてしまった。
卒業制作も佳境に入ってきて、毎日あっという間。
まだ、卒業制作以外の科目の単位修得を並行しながらやっている人もそれなりにいて、私の体力とエネルギー量ではそんなの絶対ムリなので、尊敬する。

とにかく毎日少しでも。
雨垂れ石を穿つってことで。

昨年同時期

逗子日記:二〇二二年八月 綿柎開 (わたのはなしべひらく)

昨年は着物にアイロンかけている話があるが、今年の夏は一切着物を着ていない。
梅雨明け以降、暑すぎてとても着る気になれなかった。
5月の連休後から、暑い日はもっと薄物を着てしまえばよかった。このままでは夏物の半襟とか一生出番なくなってしまう…。

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