逗子日記:二〇二三年十一月 楓蔦黄(もみじつたきばむ)

昨夜は、前の顧問先の方が所用で湘南国際村まで来たついでに逗子で飲みましょうと誘ってくれたので、帰宅は21時近く、ほぼ同時に前日から出張していた夫も帰宅。
夫は今週も忙しいようで、今日の午前中は絶対ゆっくりする‥と宣言していた。

朝食は白米と塩鮭、それにじゃがいもと玉ねぎの味噌汁。
味噌汁というよりも、具材が多すぎて味噌煮という感じ。
先日、読書会で取り上げた土井善晴氏「一汁一菜でよいという提案」の一汁の味噌汁の写真はどれも具材があふれんばかりで、そこに影響され、最近は我が家もできるだけ具材を多くしている。
これだとお腹がかなり満足する。

塩鮭でやめておけば、ちょっと豪華な一汁一菜の朝食だったが、夫はできるだけ品数が並ぶのが好きなので、残っていた大根の葉と出汁を取ったあとの鰹節で、ふりかけを作る。
いくつかレシピがあるけれど、私は単純に醤油、酒、砂糖で作っている。これについてはやや甘いかな‥と思うぐらいが好き。
母が子供の頃作ってくれたレシピが甘かったから。

先日から読んでいる「世界一流エンジニアの思考法」でインパクトのあるタスクのみに集中するという話が出ており、自分の暮しのなかでこの話をあてはめると体調の浮き沈みをどのぐらい抑えられるかだろう。

ちなみにこの本の著者である牛尾剛氏はnoteで記事を書いていて、恐らくこの本のエッセンスもそちらでかなり読めるのではないかと思う。
ご興味あるの方は、こちらをご参考に
https://note.com/simplearchitect

やろうと思ってできていないのが、運動習慣。
以前からプールに通おうと考えていたのだが、じっくり考えるとプール通いはあまりに工程が多い。
仕事・家事・家族・大学とのスケジューリングも必要だし、外出用に着替え、化粧をして、さらに水着に着替え、プールに入って、洋服に着替え、髪を乾かし化粧して帰ってくる…。この工程の多さは、私の気力では実現性が低すぎるので、もう諦めることにした。

運動習慣としては、毎朝のラジオ体操も良いけれど、ここは夫が犬の散歩に行っている時間で、私にとっては貴重な朝の一人時間。
この時間に、はちみつ漬けの生姜を淹れた生姜湯を飲みながら、縁側で読書をするのが朝の愉しみなのだ。

現状では夫が仕事のため不在の朝も多く、夫不在のときだけ朝の犬の散歩ついでにラジオ体操に出るぐらいが今の私の暮しには合っている気がする。

となると、自宅でヨガか筋トレかな‥と思い、とりあえず以前やっていたスクワットチャレンジとプランクチャレンジをやってみようとアプリを再度入れて一昨日から続けている。
ついでに滞っていた瞑想も再開。

SNSに関わるのを先月中旬から止めた。。
今のように大学の勉強で詰まることが多いとついSNSで遊びたくなるのだが、そういう逃げ場を閉じることで、できるだけ大学の課題に時間を使おうとしている。

SNSを止めたおかげで随分と時間も浮くようになり、その分、このぐらいの運動習慣をやる時間は十分にあるはず。
これにRSSも止めるともっと時間浮いて、もっと本も読めそうだな‥と少し考える。
RSSで購読しているネットのニュースは面白いものも多いけれど、知らなくても困らないことばかりだとはわかっているんだけれど、なかなかここは踏ん切りつかず。

最近は家事と大学のことが大半で時間の使い方はだいぶ自由になったけれど、自由に使える可処分時間はいくら増えても嬉しい。
やりかけの刺し子も完成させたいし、整理したい棚もあるし、すっかりハマったハンコ作りでハンコも掘りたい(彫刻刀まで買ってしまった)
贅沢な悩みだけれど、贅沢な悩みがあって何が悪いかとも思う。

人生の先輩方がお金もらえても、定年延長などまっぴらごめん‥と言うのがよくわかる。
もっと上の世代だと仕事がないとやることがない‥という人が多くて、お金の問題だけでなく、仕事以外の趣味やつながりがなくて、居場所として仕事を続けるという人が多っかったのだと思うけれど、今の50代後半から60代前半は、その辺りを反面教師にして、仕事以外の楽しみを持っている人が多い気がする。

仕事を趣味化したい人も周囲に増えてきた。
儲からないけれど、子育ても終わりが見えてもうそんなにお金もいらないから、趣味を仕事にする‥みたいなのはアリだと思う。
年金+趣味仕事からの収入はなかなか良い選択に見える。
若い頃は子育てやらあれこれでお金が掛かるから、好きより稼げる仕事‥を選ばざる得ないことも多いしね。

午前中は、お天気も良いし昼ぐらいから名越切通しや葉山あたりを歩くのもいいかもね‥、くるみ(ミニチュア・シュナウザー5歳)も喜ぶし、あまりに人が多くなければ、従姉妹が始めるという鎌倉のスコーン屋さんも見に行こうか…などと話していた。

11時ぐらいから、私は大学の課題でかなり詰まってしまい、夫も次から次へと仕事が出てきて、しかも16時からオンライン会議に出なくてはならない‥というので、あっさりいつも通りの夕方散歩にしましょう‥という話に変更になった。
今日は祭日だけれど、そんなことで会議を後ろ倒しできないという状況のようだ。お疲れ様。

先日、分けていただいた自家焙煎の豆を使って珈琲を淹れて、ちょっと休憩。
夫の職場の方が時々分けてくださるものだ。
何種類か小袋でいただき、今日はご自身でブレンドされたという豆で淹れてみたがまろやかで尖りがなく、とても美味しかった。

珈琲を飲みながら、次回の読書会で取り上げる「ルポ国際ロマンス詐欺」を読了。

受付開始:サードプレイス #24 課題本「ルポ国際ロマンス詐欺」

次回の読書会は、来週末で現時点で申し込みがあまり多くない。いや、これはいつになく少ないと言うのが正しい表現。
読書会を始めた頃は、申込みが少ないときは、それまでの参加者やPeatixでフォローしてくれる方々に再度お誘いを配信していたのだが、回を重ねていくうちに読書会って人数が少ないのはそれはそれで面白いというのも見えてきて、最近はプッシュしなくなってきている。

そもそも始めた当時、誰も来なければそれはそれで主催者二人であれこれ話せるのも楽しいよね…みたいな感覚で始まっているぐらい緩い会なのだ。

結局、16時の会議まで仕事終わらん…と、夫が言いだしたので、散歩はくるみと私だけ。
以前から気になっていた、久木大池公園に行ってきた。

ハイランド側から回った方が早かったのだけれど、久木神社まで歩いてからの思いつきだったので、結構な遠回り。

23区にずっと住んでいた私は、公園といえば整備されていて、ベビーカーなんかが入れてみたいなイメージだったのだけれど、スマホのマップを見ながら行くと、途中に泥だらけの道などあって、ひょっとしてこれ…と思ったら、整備は少しされているけれど、ベビーカーなどとても入れないパターン。

ちょっと歩くと山に入ってしまう‥逗子あるあるパターンだが、未だに慣れず毎回びっくりしている。

少し歩いていくと、やまなみルート入り口という看板が出てきて、あ、これは思いつきで行くと途中で暗くなってひどい目にあうやつだな‥と気がつき、ここで引き上げることにする。

帰りはハイランドを抜けたので、歩道も広くて歩きやすかった。散歩には良いけれど、駅からバスだし買い物も不便でとてもここには住めそうにない。
披露山ほどではないけれど、ハイランドは山を切り開いた住宅街で1区画が広くゆったりした住宅が多いこのエリア。
春には桜並木も美しいのだが、若い人はきっと移り住んでこないだろうし、近い将来こういうエリアはどうなるんだろう…。

帰宅してから調べてみたけれど、やっぱり引き換えしてよかったようだ。
https://miurahantou.jp/hisagi-ooike-kouen/

この記事を読むと、朝比奈熊野神社から鎌倉に抜けて、鎌倉から逗子に戻るというルートぐらいならくるみを連れても行けそうな気がする。
距離は結構ありそうだけれど。
夫の時間ができたら検討しよう。そんな日は当分来なそうだけれど…。

<昨年同時期>
二十四節気に合わせて、その日のことを書く「逗子日記」を始めたのはここからだったらしい

下記の写真から本の装丁が随分と変わったようで、記事中のAmazonへのリンク画像は、全く異なるものになっている。以前の装丁のほうがシンプルで私的には好ましい。

逗子日記:二〇二二年一一月 楓蔦黄 (もみじつたきばむ)

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