逗子日記:二〇二三年六月 腐草為蛍 (くされたるくさほたるとなる)

5時過ぎに目が覚める。
ひどい頭痛に顔をしかめる。

昨日は、バーボン一杯しか飲んでいないのに、この頭痛ということは気圧による頭痛なんだろう。

雨がまだ降っている様子なので、犬の散歩は何時に行こうかな?とネットをチェックすると、昨日の天気予報では朝の早いうちに止むとなっていたが、11時過ぎまで降る予報に変わったようだ。

とりあえずお風呂をわかすことにする。

先日、お伺いしたご近所のイタリアンレストランで出していただいたティーカップの唇にあたった感触が素晴らしくよかった。
お店の方にお願いして写真を撮らせていただいて、調べたところ、Rosenthalというドイツのブランドのものだということがわかった。
私が気に入ったものはすでに廃盤のようだ。
あれこれ探したたら、Yahooオークションに未使用のものが出品されていて、多分10年以上ぶりにYahooオークションを使ってみた。
この手のもので欲しい物に出会うことは滅多にないので、この機会に用意があってもいいはず。
お客様がきても、マグカップというのもね。

玄米ご飯に納豆という適当な朝ごはんを食べて、とりあえずバファリンを一錠。

雨が弱くなったので、その間に犬と外に出かけ、犬のトイレだけ済ませる。

庭にはまたもや雨と風で落ちてきた梅が散らばっていて、どんどん熟してしまうので庭にネクター(桃のジュース)のような匂いが漂っている。
片付けるべきなのだろうが、頭が痛くてとてもそんな気になれない。

少し横になる。眠っても気象病の頭痛って良くならないんだよなぁと思いつつ、ゴロゴロするが結局眠れずで起きて、洗濯物を干したり、次の読書会のための本を再読したりと、ゆるゆる動く。

宣伝:ちなみに次の読書会、課題本に難しいイメージがあるのか、今ひとつ人気がなくて、まだまだ募集中です↓

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大学から先月出した課題の評価が終わりましたとメールが届いたので、大学のポータルサイトに行き、結果を確認。
とりあえず合格となっていてホッとする。
これであとは卒業制作だけとなる。

講評ではロジックを組むのは好きだが、製作が好きじゃないことがすっかりバレていて、これから卒業制作にあたって、もっと楽しく製作に取り組めるといいですね・・というような内容のことが書かれており、「 Advertising is TAKUYA ONUKI Advertising Works(1980-2020)」という本が参考になると書かれていた。
逗子の図書館には所蔵されていないようだったので、早速Amazonに発注。あとで気づいたが、定価で¥12,100の本だった。
この手の本って装丁も紙もこだわりがある上に、印刷部数も少ないので、本当に高いものが多い。まぁ、なんだか面白そうな本だから良しとしよう。

全然食欲もないのだけれど、何も食べないと薬も飲めないので買っておいたパスタソースでパスタを作り、昼食にする。いつもの薬にバファリンをさらに1錠追加してのむ。
40分ほど眠った頃に、夫が帰宅。
とりあえず、これで夕方の散歩は任せられるのでホッとする。

夜は、娘夫婦の店で酒造さんを呼んでのイベントがあり、席も料理も用意してもらっているので、行けないという選択肢はない。
しばらく横になっていたら、薬が効いたのか気圧に慣れたのか、頭痛もわずかに残る程度となり、イベントへ。

竹浪酒造さんのお酒は、味のしっかりしたものでも重たさがなく、同じテーブルの方は「軽妙」と評されていたが、まさにその表現がぴったりだ。いつもよくお会いする常連さんや、以前、娘夫妻が働いていたお店のオーナーやお客様もいらして、会話、食事、お酒のどれも美味しかった。


体調が良ければ、もっと美味しく感じられたのだろうにと少し残念。

久しぶりに会った孫たちも、赤ちゃんから子どもになっていた。
娘家族はみんな元気そうで何より。

体調がそろそろ限界だったので、最後の品をいただいたら、早めにお会計をしてもらってお店を後にする。霧雨がまだ少し降っていた。

昨年同時期

京都日記:二〇二二年六月 腐草為蛍 (くされたるくさほたるとなる)

昨年のこの時期は、京都のスクーリングに行っていた。

今日、娘たちのお店で、常連さんからお土産の阿闍梨餅を分けていただいたときに、京都もいいなぁと思ったが、最近の丸の内の状況など見ていると、とにかく観光客が多いので、きっとまた混んでいるのだろう。
昨年のこのスクーリングのときは、少しずつ修学旅行生を見かけ始めたぐらいでまだガラガラだったし、宿もびっくりするほど安かった。あのとき、もうちょっと何泊かしてあちこち見てくれば良かったかも。

次に京都に行くのは、卒業制作の展示設置の3月かなぁ。それが来年か再来年になってしまうのか…、今のところ未定だけれど、粛々と制作を進めなくては。

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