逗子日記:二〇二四年九月 鶺鴒鳴 (せきれいなく)

ぶり返しの暑さが続き、相変わらず日中は30度を超えている。

今日は施設検査があり、初体験なのでやや緊張。
抜けや漏れがないかを朝から入念にチェック。
この検査に通らないと先に進めない。

夫は珍しく会議が詰まっていて、3日連続で朝から晩まで不在。
お互い今日が終われば少し楽になるという状況。

やや緊張しているところに、孫を幼稚園に送っていった娘から、近所のカフェでお茶の誘いがあり、朝ごはんもまだだったので、コーヒーとベーグルを求めて、海近くのカフェに。
下孫はテーブルの上に、お店の備品をきれいに並べ「しぃんかんしぇん(新幹線)」だと説明してくれた。
なるほど、言われてみるとそう見えなくもない。
同じ種類の備品が並び、一番端には違うタイプの備品がある。
先頭車両とその他の車両は形状が違うというのを理解しているようだ。

工務店さんがきて、内装工事のケーブル処理部分を終えて、あとはこちらで新たにお願いした追加工事だけとなった。
一週間ほど作業開始が遅れた外構工事も予定日前に終わり、内装・外構どちらも随分といろんなことに柔軟に対応していただけて、ほぼほぼ工事完了。
別の工務店さんにお願いしていたら、絶対この期日に終わらなかっただろう。
有り難いことである。

施設検査を午後一番に終え、無事パスすることができてホッとする。

さて、溜まっている事務作業を…と、早速取引先とのNDAをチェックすると、内容がめちゃくちゃでビックリした。
出してきた会社にとってだいぶ不利な内容だし、そもそも甲と乙が逆である。
全く読まずに送ってきたのだろうか?そもそも普段からNDAを締結しない取引をしているのだろうか?

不利な部分は彼らの問題なので放っておくが甲と乙が逆だとこちらが困る、その他もこちらにとって面倒な文言があったので、そちらも修正して送り返す。
優秀なエンジニアやデザイナーの確保には熱心で、まともな事務がいないというパターンかな。
職場に事務作業のデキる人がいるかいないかで生産性って随分と変わるんだけれど、一般にこのあたりは軽んじられているようだ。

備品についてのデザイン入稿があれこれあって、なんだかんだとIllustratorがないと困ることを実感。
美大も卒業したので、Adobe Creative Cloudのサブスク解約したいけれど、タイミングがつかめない。

溜まっている事務作業をひたすら片付けているところに取引先から電話。
明朝のキックオフミーティングに参加してほしいとのこと、共有されていたプロジェクトスケジュールにキックオフが入っていて、メンバー全員となっていたが、全員の範囲がわからず特に依頼も受けていないので放置していたが、案の定。
そもそも、ミーテイングの内容を聞くと私がいないとこのミーティング意味ないですよね…という話なのに、先方都合で時間も決まってしまっている。
たまたま出られる時間だから良かったけれど、これ私が出られなかったらどうするつもりだったのだろう?
そもそも三連休直前、納期かなりタイト…という案件なのだけれど。

明日は税理士さんとの打ち合わせ。
都内から逗子まで来訪してくれるのだけれど、本日届いた確認メールに用意しておいてください…と書いてあった資料がそれなりに面倒で、こちらも随分前から決まっているアポだったのでもうちょっと前に言ってほしかった…。
なんだか今日はこういうのが多い。

夫が不在なので、代わりに犬とお散歩。
午前から日中は暑いが、夕方は涼しくなるのが早くなり、季節が変わりつつあることを感じる。
今日で逗子暮らしは満4年となった。

海岸の散歩は気持ちよく、気分転換にもなったけれど、心身ともに今日はもうエネルギー枯渇。
自分の分だけの食事を作る気力もなく、とりあえずビールだけ呑んでいたら、夫から連絡があり駅についたので、これから晩飯買って帰る‥というので、私の分の焼きそばも買ってきてもらって、ビールと焼きそば、そこからさらにハイボールを作って飲んで本日は終了。

土曜日までいろんな予定が詰まっているけれど、日曜日になれば少しは休めるだろう…と、夫と話し合いつつ本日終了。

昨年の同時期

逗子日記:二〇二三年九月 鶺鴒鳴 (せきれいなく)

この当時集めた個人で営む書店に関する本は、先日本棚の整理をしたところ結構な量がありました。
本屋さんにとって電子書籍は敵みたいな位置づけになるせいか、電子版が出ていない本があったのもその一因。
全部読み終えた本もあれば、ぱらぱらめくって、参考になりそうな部分だけ読んだ本も。
あまり読み込むと卒業制作と関連のないところにハマってしまい、さっぱり制作が進まなかった‥という記憶も。

逗子に暮らすようになって定期的に本屋を巡回するという習慣が全くなくなってしまった今日このごろ。
この部分だけは都内に住む人が羨ましい。

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