12月某日:無機的な恋人たち
寝具をまとめて洗濯し、仕事で着ていた着物の始末をすることから始まる定休日1日目
事務処理を粛々と片付ける
先日読み終えた「無機的な恋人たち」の感想をまとめたいけれど、書きたいことが多すぎてかえって難しく、図書館へ返却し、予約をしていた「世界自炊紀行」を受け取ってくる

この時期は寒いので、夕方暗くなる前の15時からくるみ(ミニチュアシュナウザー7歳)とお散歩
海岸は風が強くて早々に退散。町中でくるみの好きな京急の赤い電車を眺め、車の来ない裏道をのんびりと
お客様からいただいたシュトーレンを食べきってしまう、あまりの美味しさに夫も私も厚切りで食べてしまうのでクリスマスまで持たせるなんてとても無理。
シュトーレンというものをちゃんと食べたの初めてかも。
中に詰められているドライフルーツがかなり良いもので…、外側のお砂糖のコーティングもお皿を舐めたくなるぐらい後を引く
スパイス感がないのがかえって我が家好み。
やけに美味しいと箱を見てみたら、いただいたのは、『PALACE HOTEL TOKYO 』のものでした。
かなり良いお値段ではないかと思うが、来年は我が家も予約したい。
覚えてられるかな
12月某日:ご近所まわり
定休日2日目
朝一番に廉売所で野菜の仕入れ
三浦半島は今の時期冬野菜がたくさんあって、どれも元気で眺めていて楽しい
最近、お店で評判の良いオータムポエム
茹でて自家製の醤油麹をのせると、うっすらとした甘みと苦みがシンプルに美味しいので使いやすい、花の黄色い部分が盛付けを美しくしてくれるのも有り難い
ご近所にオープンするブックカフェにお祝いのお花を持ってお伺いする

元々の古民家にあった天井がそのまま活かされ、開店したての真新しい店内をうまく落ち着かせている、店内は広過ぎず、天井の高さが気持ち良い。
店主ご自身の設計で作らせたという本棚はまだ本が詰め切られておらず、それかえって余白のある良い仕切りになって、適度な抜け感が気持ち良い
店内には私が手放してしまった本もたくさんあって懐かしさに目を細める
私のお店のお客様も何人かいらしていて、本に関連するお店が増えるのは良いですねぇ…とコーヒーを飲みながら本の話をするのは楽しい
くるみと海岸散歩。
砂浜によせる波の静けさが気持ち良い。途中、ご近所さんでみかんを分けていただいた。
先日、髪のトラブルの話に、シルクのナイトキャップそのトラブルに効きますよ…と立ち話ついでにしたら、早速購入してすごく効き目があったそうで、その御礼が美味しいみかん
このぐらいならお礼のお礼しなくちゃみたいな…心配もなくて、こういうの好き
夫が飲み会参加するかも〜と言っていたので、自分の晩ごはんをパパっと食べたら、ご近所のバーに行こうと目論んでいたのだけれど、帰ってきてしまった…
晩御飯作ってくれたので、まぁ良しとしましょう、その間に事務処理片付けられたしね
12月某日:一汁一菜
定休日3日目
一汁一菜(米、味噌汁、漬物)というのが私の一番好きな朝食なのだけれど、そういう時間を持つよりも、店の仕事を優先したくなってしまい、営業日の朝食は昼食兼となりやすい
食べるものもお店の残りのカレーとか、全粒粉パスタに市販のパスタソースとか、一皿で終わるものが多い
先月から週休3日にしたので、きちんと食に向き合ってご飯を食べる時間って大事だよね…と当たり前のことを思い出し、一人ごはんのときにはこうして一汁一菜を実践中
一見面倒そうだけれど、一合炊き土鍋で炊いたご飯は、朝と昼に二回に分けて食べるし、味噌汁も二回分を作っている
最近は、お店で出す豚の角煮用に豚肉を下茹でした汁や塩麹や玉ねぎ麹に漬け込んだ鶏肉をせいろ蒸しするときに下に落ちた汁をベースにすることがほとんどなので、出汁すら取っていないことがほとんど。
今日はの一菜は、朝はぬか漬け、昼は納豆で
晩御飯は夫があれこれ作ってくれた。夫は料理は全く苦にならない様子。自分の好きなものを好きなように作るからだと思う
私は相手に喜ばれようとしたり、できるだけ食材を使いまわししようなどと考えるから、その時点で億劫になってしまう
晩御飯のあとに、角煮とおでんを仕込んで、最後に鶏肉とごぼうを梅干しで煮込んだものを仕込む。
美味しそうな香りと換気扇の音をBGMにして、図書館で借りてきた「世界自炊紀行」を読み始める
12月某日:爆弾低気圧
この週末は雨が降るということで、お店は暇かなぁ…とやや油断していたら、ゆるゆるとお客様途切れず。
今日は珍しく女性のお客様続きで、男性のお客様は1名のみだった
予測はしていたが爆弾低気圧のお天気で、身体は怠いし、開店後から閉店に向かってどんどん頭痛はひどくなるしで、なかなかしんどい1日が終了。
友人から本、きんつば、日本酒、お漬物など楽しいものがあれこれ詰めてある贈り物を受け取る
きっとこういうのが好きだろう…と、考えてくれたのが目で見えるかのように伝わってきて温かい気持ちになる
12月某日:晩酌タイム
温かくも強い南風が吹き、雨は降ったりやんだり、これは客足悪そうだ
加えて昨日からの気圧変動で自身の調子も今ひとつでぼんやり営業
とはいえ、空いていたおかげで明日のコース予約の仕込みが捗った
お店のInstagramを見て来店されたというお客様に、てっきり男性がやっているお店かと思っていました‥と言われる
写真にお酒が多いせいなのか、はたまた文章なのかな
閉店後は中途半端に残ったまま日にちが経ってしまいそうな白ワインを飲み切り、お店の半端な残り物をあてに晩酌
晩酌タイムになると、なんだかんだと今日も一日良い日だったな‥となる
平和で静かな毎日










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