ぶれない人

旦那様は今週とても忙しくて、大好きなスポーツジムに行く隙が全く無いそうだ。
妻の忘年会への出席が多いのが大きな原因。
前日から、「明日の午前中は、絶対にジムに行く!」と宣言していた。

そうして、朝食用のお米だけ炊くと朝ごはんも食べずに出かけていった。
私が1時間ほどお風呂に入り、すっかり温まってのんびりとしていると、旦那様が買物袋を持って帰ってきた。
ジムに行くつもりで、出かけたものの、途中で止めて買物をして帰ってきたのだ。

だから、一緒に朝御飯を食べて、犬の散歩に行こうと言う。
全く大した人だと、つくづくと感動してしまった。

午後から野球チームの忘年会があり、恐らく晩まで帰ってこられない。
明日からはまた月曜日。私と一緒に過ごす時間は、そう多くない。
本当はジムに行きたい気持ちが強いんだけれど、一緒にいる時間はとても大切だと考えてきっと戻ってきてくれたのだろう。

私は彼のこういう部分をとても尊敬している。
大事なものが本当にぶれないのだ。
一方、私は根底の大事なものはぶれないものの、忙しくなるとすぐにごちゃごちゃになってしまうし、やりたいことを我慢できず、大事なものを後回しにしてしまうことがしばしば。
だからこそ、こういう人が傍にいてくれるというのは、本当に心強いのだ。
有言実行の人とか、ぶれない人を私は尊敬する。

娘も一緒に3人で朝ごはんを食べて、お天気は良いもののひどく冷たい風の中、夫と二人で犬の散歩に出かけた。
きっと後になると、風が強かったことは忘れて、空気が澄んでいて、空がきれいに青かったことしか憶えていないんだろうな。

 

この記事は2020年7月7日に加筆修正の上、アップしました。

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