逗子日記二〇二四年五月紅花栄 (べにばなさかう)

逗子日記　二〇二四年五月　紅花栄 (べにばなさかう)

4時半起床。
一昨日は大学の友人と日本酒、昨日は夫と昼から庭でワインをあけて、その後ご近所でまた呑んでみたいな感じで何だか自分が朝から酒臭いような････。
お酒を臭さを抜こうと、Kindle持ち込んで長風呂。
今、ハマっている「エスプレッソコーラ」の53巻が出ていたので、そちらを読む。

児童発達支援の新人保育士を主役にした漫画「エスプレッソコーラ」
療育現場の裏側、職員の話し合いや葛藤、連携機関とのあれこれ。
発達の捉え方を描いてます。　https://t.co/UWlSTz9Ddu

— 元！療育保育士ゆり子@療育現場をドラマにしたい (@ryouikuhoikushi) October 31, 2023

「生きづらさ」という言葉をあちこちで聞くようになってどのぐらい経つだろう？
少なくとも私が若い頃はあまり見たり聞いたりしなかった言葉だったのでは。

53巻に登場する一見ごく普通のおとなしい子に見える女の子が集団生活をしていたら、その特性は確かに気づかれにくいだろう。
そういえば私のコーチング仲間でADHDを専門に臨床心理士をやっているプロの方も、女子のほうが気づかれにくい…という話をしてくれたことがある。

私は子供を産んで、そこから3ヶ月後に最初の夫と離婚してシングルマザーになったので、離婚の時点では乳幼児だった娘にどんな特性があるかなど全くわからない状態だった。
そもそも発達障害という言葉も当時はまだほとんど聞いたことがなかった。
娘に周囲とやっていくのがかなり難しい特性を持っていることが後でわかったら、私の母子家庭生活は詰んでいた気がする。
たまたま娘が丈夫で健康で、極端に感じやすい性質でもなかっただけで、単純に運が良かっただけなんだな…とこの本を読むと考えさせられる。

昨夜は夫もだいぶ酔っ払って、洗い物を途中までしかやっていなかったようで、今朝は洗い物をやるからついでに朝食も作ってくれるというので、お任せ。
その間に私は洗濯物を片付け、玄関と家の周りの掃き掃除。

朝食は明太子の玄米チャーハンにポテトサラダ。

日曜日の今日も仕事で夫は店舗訪問に出掛けていった。
私は昨日夫がおでんを作ると言って買い込んだ材料を使って、ホットクックでおでんを仕込む。
残りの晩御飯は新鮮なルッコラが手に入ったので、それとベビーリーフでサラダに。オリーブオイルかけて、岩塩とレモンをかけるか、チーズを削ってかければそれだけで美味しいはず。
昨日お土産にご近所からいただいたとっても美味しそうな長野のアスパラガスをできれば新鮮なうちに食べたい。
同じくお土産にいただいた蕨は、朝のうちに夫がアク抜きしてくれたので、それを使ってまずはおひたしかな。

またこれ和洋折衷の居酒屋晩ごはんみたいになってしまいそうだ…。

明日から雨というので、洗濯機を二回かけて、できるだけ洗濯物を減らしておく。
アイロンがけが溜まっているので、まとめてアイロンがけ。
この時期からよく身につける麻の衣類は軽くて肌触りが良くて大好きだけれどアイロンがけが欠かせない。

窓を開けながら、アイロンをかけていると気持ちの良い風が通り抜ける。
聞いたことのない音がして、なんだろうと視線を上げると雀がベランダの手摺を歩いていた。くるみ（ミニチュア・シュナウザー　6歳）もびっくりしたように凝視している。
アイロンをかけて、除湿剤の取り換えなどをしているとあっという間に午後に

お昼は瓶詰めのウニが余っていたので、それを使ってパスタを作る。

夫からこれから家に帰りますという連絡がくる。
車で２時間ぐらい掛かるはず、帰ってきたらすぐに散歩に出よう、いつものお店でビール飲もうと言い出すのは目に見えているので、その前にゆっくりコーヒーでも飲んでおこう。
そういえば、まだ化粧もしていないや。

昨年同時期の記事を読み、１年前に購入した「頭手心偏った能力主義への挑戦と必要不可欠な仕事の未来」が積読になっていたことを思い出し、コーヒーを飲みながら読む。
コロナの影響で、頭ばかりが優先される社会も変わるだろう・・という著者の予測は多分外れてしまったけれど、私自身は逗子に移り住んだことと、美大で学んだことで、頭の優先順位は随分と下がった。

半径５メートルが変わると見えるもの見えないものが変わってくる。

夫が帰ってきたので、くるみの散歩に一緒に出る。
予想通り週末だけ開けているご近所カフェで、まずは一杯呑み、犬仲間のみなさんと少しおしゃべりしてからお散歩。
最近、週末はこのパターンが定番化している。

住宅街を歩いていると漂ってきた甘い匂いは、どうやらスイカズラの花から。