二〇二三年七月 半夏生 (はんげしょうず)

逗子海岸の海開き以来、雨が続いていたが本日は晴れ。
ここ最近でこれだけきれいに富士山の稜線が見えるのも珍しいね‥と、犬の散歩仲間の人たちと話をする。

家に戻ったら、植木屋さんが来てくれていて、庭の植木の消毒と先日残った草抜きをしてくれていた。

前回きれいにしてもらったときに、「裏側の草抜きと消毒終わってないから、早朝にきてもいいですか?都合の良い時に」と言われていた。
この「都合の良い時」というのは、住んでいる私たちではなく、植木屋さんの都合の良い時というのがポイント。

逗子のこういうところにはすっかり慣れた。
「雨が降らず、且つ暑すぎもしない作業のし易い日に来るよ」という意味である。
特に困ることもないので、もちろんどうぞ‥となる。

ここでは、ギリギリにあれこれ詰め込んで動かないのだ。
23区だったら、作業を頼んだ業者さんが少しでも遅れそうなら、すぐに連絡がくるし、「来週あたり伺います」なんていう約束はないし、そんな時間は誰にもない。

みんなギリギリに詰め込んでいるから、疲れて機嫌悪いんだろうな〜とこちらに来て思う。
そんなことを考える私も、23区に戻れば多分またテンポの早い生活とギリギリにあれこれ詰め込んだ暮らしに戻るだろう。

昨晩は、蒸籠にキャベツをひいて、醤油麹に漬け込んでおいた鶏もも肉を蒸して食べた。その時、下の鍋に落ちた鳥スープ(という名前をつけて良いのか悩む)に、白米、チーズ、いただきものの玉ねぎのだし塩、黒胡椒で雑炊。

気圧が上昇しているようで頭痛始まる。
とりあえず最低限やらなきゃならない洗濯だけは終わらせる。

つい先日、勢いで入ってしまったNHKオンデマンド。
その中のドラマ「定年女子」。
南果歩演じる主役の女性は、53歳で突然会社に役職定年制度が導入されて、部長職から平社員になる。
主役とそれを取り巻く女友達が、私とほぼ同じ年齢なせいか、見始めたら何となく続けて見てしまっている。
エンディングが竹内まりやの「もう一度」が流れると、毎回泣けそうになる。

この主人公の元夫を演じるのが、寺脇康文。
主人公は彼と別れる際に、意地もあって慰謝料も養育費ももらわずに一人娘を育て上げたという設定。

私も同じように慰謝料も養育費ももらわずにシングルマザーをやっていた。
慰謝料は別にどちらが悪いという話でもないので、そもそもないのだが。
養育費に関しては話し合いもしなかった。
私は当時20歳で、別れたいという側がお金をもらうことができるとは夢にも思っていなかったのが大きな理由。
もう一つはそんなこと話し合って時間が掛かるのが面倒だった。せっかく相手も離婚に同意してるのだからササッと終わらせたかった。

養育費は夫婦2人の間に子どもがいた以上当然払うべきもので、養育費は、もらわないと子供の権利を奪うことになる‥という話で、今の時代なら面倒だからもらわない‥とか駄目母なんだろう。(当時は特に誰からも養育費の話など聞かれもしなかった…)

なんでそんなこと思い出したんだ?とふと考えてみると、最初の夫は、最初の「相棒」に出てた頃の寺脇康文に雰囲気がよく似ていた。多分そのせいだろう。顔が似ているわけではなく、いかつい感じの身体と表情がよく似ていたのだ。

離婚に関しては、どちらが悪いというよりも、子供を持つにも結婚するにもお互いにあまりに若くて、精神的に追いつかなかったというのもあるし、双方の育った家庭環境がだいぶ違ったというのも大きいだろう。
早々に別れて申し訳ないという気もしたが、相手が再婚できて子どもが3人も持てたのは(今は3人以上かもしれないが)、早く別れて養育費ももらわなかった私のおかげでは…と思い、今となれば感謝されたいとは思わないが恨むのは勘弁してほしいところ。

お昼はとうもろこしをレンチンして食べる。
腹六分という感じで微妙に物足りないけれど、夜はコース料理なので、このぐらいにしておかないと苦しくて完食できなそう。

午後になって夫帰宅。
いつもは帰ってくるなり、出張中の話をワーワーしてくるのだけれど、今回は特にないようなので、お風呂に入って、じっくり長風呂。

最近またKindle端末をお風呂に持ち込んでいる。
水分代謝が悪い人は、長風呂してとにかく汗を出すほうが良いというので、長風呂の友として。

有吉佐和子の「若草の歌」を読み始める。
私が好きなこの作家の古典芸能や花柳界の話、女性の生き方のようなタイプの小説に比較すると、このところ復刊されている現代小説(といっても、あくまで当時の現代小説で今から見るとだいぶ古い)荒削りでよく練られていないけれど、どの登場人物も魅力がある。

ややおっちょこちょいではあるが、家族思いの父親。しっかりものの長女、元気でいろんなことに積極的な次女、そして生き方に品のある母親。
読み出すと途中で止めるのは、きついぐらいだ。

今日は、娘夫婦のお店で酒造さんを呼んでのイベントがあるので、それなりにちゃんとした格好をして(別にラフでも良いのだが、大半のお客様が私は娘の母親だと知っているので、あまりに変な格好もできない…)、化粧もする。

近隣の方が多く、実は犬の散歩仲間のお知り合いだったとか、色んな繋がりがあって、本当にこのエリアの人たちは地元のお付き合いが多いと感心する。

「丹沢山」や「隆」といった燗酒で有名な川西屋酒造さんのお酒は、お酒がでしゃばり過ぎず、お料理とのマリアージュが気持ち良かった。
休肝日を2日とり、さらに食事も節制したおかげか、今日は最後まで美味しく呑めて美味しく完食。

昨年の同時期

上京日記:二〇二二年七月 半夏生(はんげしょうず)

昨年の同時期は、スクーリングで東京。
このとき、四谷でホテル取っても意味ないな…と思い、来月のスクーリングは錦糸町ですでにビジネスホテルを予約した。

昨年度も既に卒業制作に取り掛かれる単位は修得していたけれど、今年度に回してよかった。
あのままやっていたら消化試合みたいな制作物になっていただろう。

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